2025年1月25日土曜日

南極の海で発見される!  「エンデュアランス号漂流」

  今月のナショナルジオグラフィックは「氷海に沈んだ南極探検船を探して」。

 すごい!見つけようとしていたんだ! そして見つかっていたとは・・・・・。見つかったのは「エンデュアランス号」。

 

 確かこの本は、台湾の高雄からボートで小琉球へ渡って、真夏の日差しの元で海の風に吹かれながら読みました。とても「面白い」本だったので、それを読んだシチュエーションまで覚えています。
アルフレッド・ランシング「エンデュアランス号漂流」新潮文庫 ISBN:978-4102222218

 1914年12月5日サウスジョージア島を出港したエンデュアランス号は翌1月18日南極大陸の沿岸で氷に閉じ込められ、そのまま夏が終わり、冬を越えて、ついに10月27日氷による大圧迫をうけて船を放棄。本当の冒険が開始された。
 船長以下27名の乗組員は全員が小さなボートで、あるいは歩いて、あるいは犬ぞりで極寒の海を漂流していく。船長をはじめとした乗組員ひとり一人の決断や、「不」決断が素晴らしい。人間はその意志で、生き抜くことができるのだという、事実。16年5月、全員が生還する。それにしても、想像もできない厳しい状況の中で、絶望せずに生き抜く物語は、信じられない!20世紀のはじめに、氷に閉ざされた南極海を半年以上さまよって、たいした装備もなく、そして明確な希望もなく--多分これが一番重要だろう--そして生きて帰ってくる--もっとも生きて帰ってきたからこの本が出版可能になるのだが--感動的である。

 この冒険があの有名な「求む男子。至難の旅。僅かな報酬。極寒。暗黒の長い日々。絶えざる危険。生還の保証なし。成功の暁には名誉と賞賛を得る」という広告の冒険だったのは解説を読んではじめて知った。




0 件のコメント:

コメントを投稿