2025年1月7日火曜日

仕事をする 古い本を読む 「オリンピア1 ナチスの森で」

  昨日が仕事始め。今日はいくつかメールが来ていたのでその対応と、新年度の教科書の準備を進める。しっかりと仕事。

 そして、古い本を読む。美作市中央図書館にはたくさんの蔵書があるわけではないけど、新刊時に読み逃した本がそれなりにあって、ぼちぼち読ませてもらっている。


沢木耕太郎「オリンピア1」集英社 ISBN:978-4087830958

 1936年、ナチスによるベルリンオリンピックが開催された。監督レニ・リーフェンシュタールの記録映画「オリンピア」について、90歳を過ぎた監督本人にインタビューする。競技後に後から撮り直したり、裏焼きにしたフィルムを繋げたりしたことを本人に確認したり、認めさせたり・・・完全なドキュメンタリーではないことを明らかにしていく。そのことにどんな意味があったのかは明らかにされない。本人はナチとの関係性を否定する(社会的にもナチの協力者ということにはなっていない)が、この映画がヒトラーの神話を補強したのは間違いない。しかし、沢木はそのことは書かない。

 映画については最初と最後だけ。大部分は、このオリンピックで活躍した「日本人」の話。ギリギリ在命中に取材できたという感じだが、その臨場感はすごい。100m、走り高跳び、三段跳び、マラソン・・・。まるでその場にいたように書く。沢木の真骨頂である。


0 件のコメント:

コメントを投稿