今日も雪かきからのスタートでした。
昨日書いた、ラクダでサハラを旅する青年の本。
上温湯隆「サハラに死す」山と渓谷社 ISBN:978-4635047500
1974年21歳の青年がモーリタニアのヌアクショットを相棒のラクダ サーハービーとともに出発。サハラ砂漠を単独横断し、7,000キロ先のポート・スーダンを目指した。まだ誰もなし得ていない冒険はしかし、志半ばで死す、ことになる。
彼の日記や手紙でこの冒険を再構成。21歳の青年は、生きるためにそこへ行かなければならなかった。生き続けるために、行くしか無かった。
日記に記される「自信」「希望」「絶望」。それらが常に行き来する、それこそが「若者」であることの証。2020年が終わろうとしている今でも、1974年の若者の冒険は普遍性を持ち得ている。
角幡唯介の解説が全てを語る。「冒険を希求しない若者など、若者であることの権利を放棄した抜け殻のような存在にすぎない。若者が冒険を放棄した時、それは人間が生きているという経験を求めることをやめたときであり、同時に人間がその能力の一部を失って、人間であることをやめる階段を一段降りたときにほかならない。」(2020年12月30日 記)

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