2025年2月13日木曜日

古本屋さんの棚づくり 棚板ペイントの準備 「ボッコちゃん」

  柱を設置した分の棚板を作成します。1×4材を使います。棚1段(約90cm幅)に2枚、まず棚2本分として12段分、24枚を準備しました。明日は天気が回復して暖かくなりそうなので、明日ペイントすることにして今日は正確な長さに切って、オービルサンダーで表面を削ってツルツルに。



 先日下関の「NEOHAS Book & Hotel 」で星新一の紀行本を買ってぼちぼち読んでいたら、無性にショートショートも読みたくなりました。星新一のショートショートは中学の時にほぼ全部読みました。全く古びていないのに驚きました。
星新一「ボッコちゃん」新潮文庫 ISBN:978-4101098012

 中学生の時に読んで以来の再読。ショートショート50編。1971年初版で版を重ねて半世紀以上、ほぼSFなのに全く古びておらず、まるで50年後の世界を予言しているような作品の数々。とにかく、面白い。4コマ漫画のようなオチが、想像のずっと斜め上をいく。恐るべし、星新一。

 「肩の上の秘書」。自分がつぶやいた言葉を肩の上のインコがTPOに合わせて「翻訳」する。全員が肩の上にインコを載せていて、セールスマンが商品のセールスがうまくいかずにインコに「あばよ」と呟くと、インコは「さようでございますか。本当に残念でございます。では、近いうちに、またおうかがいさせていただくことにしましょう。どうもおじゃましました」と大きな声で相手に伝える。関係性に風波が立たないようにインコが「大人」の会話をする。人間はインコを通して会話する。

 現在のSNS上にある罵詈雑言、誹謗中傷の類は今後はAIによって穏やかな、潤滑油を十分に含んだ言葉に置き換えられて行くんだろう。ということを、想像させる50年前のSF。(2025年2月12日 記)




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