今日は冷たい雪と雨。外で作業できないので、暖かいリビングで劇場で見逃した映画「オッペンハイマー」を観る。消化するのには時間がかかりそう。
この映画は、量子力学の簡単な知識、当時の物理学界隈の状況や人間関係、1930-50年代のアメリカ史や第2次世界大戦の戦況など、当然知っているものという前提で作られている、というのがすごいと思った。アメリカではそれらは「常識」ということなんだろう。それらについては説明しない。
原爆の開発に関わった物理学者も、それに反対した物理学者にとっても苦悩の時代だっただろう。この物理学者も、マンハッタン計画に関わり、ロスアラモスでその任務を遂行している。そしてもちろん、その時代のことも書いている。
ファインマン「ご冗談でしょう、ファインマンさん」岩波現代文庫 ISBN: 978-4006030056
資生堂の名誉会長が朝日新聞の日曜版で「もっと早く出会うべきだった」と書いていたのが、ファインマン「ご冗談でしょう、ファインマンさん」であった。この本はたくさん売ったし、「ファインマン物理学」(岩波書店)だって随分売ってきた。とんでもなく面白い人だということは聞いてはいたが・・・。まさにその通り! 実に自由奔放、すべての権威から自由である、あるいはあろうとしている。好奇心、ノーベル物理学賞受賞者にして画家、ドラム奏者、金庫破り・・とにかく行動は自由だし、頭の中はもっと自由。もっと早く出会うべきだった。でも、いま出会えてよかった、と思う。元気にさせてくれる一冊である。(2010年10月17日)

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