2025年2月17日月曜日

教科書の発注 「貧困の現場」

  今朝、メールを受信したらフランス語の教科書の注文がまとめてきていたので、午前中はその処理。教科書でも、本のことをやっている時間がとても楽しい。


 子ども食堂が1万箇所を超えたという。行政の不作為がこの状況を作っているわけで、たくさんできてよかったね、という話ではないだろう。運営している人たちには頭が下がるけど。

飢えた子どもがこれだけいるという状況を変えるには、ベーシックサービスで提供されるべき品位ある最低保障」の提供ということになるのでは。子どもの貧困の責任は、その子どもにはないのだから。

東海林智「貧困の現場」毎日新聞社 ISBN:978-4620318561

 日本では貧困は自己責任論と一緒に語られて来た。しかし、少なくとも本書で事例としてあげられる中学生や高校生に「自己責任」はない。
 社会から排除された状態として貧困があり、貧困は社会が強制するものだという「社会的排除」という認識がなかったし、今もない。いつでも貧困が個人の問題として語られてしまう。
 しかし本書を読むと、現在貧困の状態にないとしたら、それは幸運の賜物で、いつでも誰でもがたちまち貧困に陥ってしまう、まるで綱渡りをしているかのような状況にあることがわかるだろう。そして、一度貧困の状態になってしまったらそこから脱出するすべは少なく、むしろ再生産されていってしまう。
 同じ地域に、国に、貧困の状態にある人がいる。まず、そうじゃない状態にする、どうしてそれだけのことが僕らはできないんだろう。何故なんだろう・・・・・。いま僕は、ものすごく居心地が悪い。(2013年10月14日 記)


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