先日ペンキを塗って乾かしていた書棚の柱。10本の柱にチャンネルサポートを取り付けて、とりあえず設置しました。明日、棚板を買ってきて、切断、ペンキ塗り、棚受けに取り付けの順で棚を作っていきます。書棚は完全DIYです。さて、どうなるかなぁ。
この著者の本、ことごとく「やばい」。現代科学の常識を覆す「酒を主食にする人々」はいたって健やかだという。酒は体に悪いどころか、病人も妊婦も子どもも酒を主食に生きている・・・という話。
僕も毎日飲んでいるけど、欠かすことはないけど、さすがに主食ではない。この辺りの「甘さ」が決して健やかではない要因だろうか。
高野秀行「酒を主食とする人々」本の雑誌社 ISBN: 978-4860114954
テレビ番組「クレイジージャーニー」の取材でエチオピアの酒を主食とする人々を訪れる。高野の旅だから、当然予定通りにはいかない、破茶滅茶な旅である。でも、実際にとんでもないのは、酒を主食とする人々が本当にいた! ことだった。
朝食も昼食も、もちろん夕食も、小腹が空いても、喉が渇いても、お酒を飲む。病人も妊婦も子どももである。そんな民族が実在する。テレビ取材だから、いつもの著者の旅と違ってとても短い期間だけど、それでも著者は一つの家族と生活を共にし、彼らと同じように「食事」する。3日もすると、固形物を食べるのに苦労するようになる。顎が弱っているのである。最初は「?」な味だったお酒が、とても美味しく感じるようになる。喉が渇いて、そのお酒を飲むとホッとするようになる。
アルコール度数5度程度のお酒を毎日5リットル程度飲むという。それでも、仕事をして、生活もきちんと回っている。地元の医者によると、彼らの体調はすこぶるいいらしい。周りの他の民族と比較しても身体は頑強で、内臓にも問題ない。医学の常識を疑った方がいいかもしれないと、著者はいう。
著者の考察はこうだ。アルコールが体に悪いわけではない。飲み過ぎが悪いわけでもない。一緒に固形物を食べる、ついつい食べ過ぎる、そのことが問題なのではないかと。問題は食べ合わせじゃないかと。
現実に目の前に酒だけですこぶる健康に生きている人たちがいるのだから、というのは酒飲みの戯言だろうか。
参考文献が面白い
砂野唯「酒を食べる エチオピア・デラシャを事例として」(昭和堂)
篠原徹「ほろ酔いの村 超過密社会の不平等と平等」(京都大学学術出版会)
大学の先生って、こんなところへも行って調査をしている。この国はこんな研究を好きなだけやってもらう、パトロンのような国になればいいよなぁと思うのであった。(2025年2月10日 記)