2025年3月31日月曜日

新しいおもちゃ=軽トラがやってきました

  田舎暮らしではこれがないとやってられません、ということでようやく我が家に軽トラがやってきました。


 ホームセンターで木材を買ったり、獣防止の柵を買ったりした際、お店の軽トラを借りていました。また、ストーブ用の薪を入手したり、なんちゃってファームの堆肥を運んだり・・・・・軽トラがなくて少し不便でした。

 昨年末からなんとなく探していたのですが、先日ちょうどいい、というかとてもいい中古車が見つかったので、即決でした。
 
 今日初めて乗りました。久々のマニュアル車で--多分20年くらいは乗っていないと思います--左足がクラッチを踏む・・・ことを身体が思い出すまで、30秒くらいかかりました。でも、身体は覚えているものですね。31秒後からはとてもスムーズに身体は動いています。車もいい感じです。

 新しいおもちゃを手に入れたような気分です。


2025年3月29日土曜日

DIY カラーボックスのような棚を3本

  先日からDIYしているカラーボックスのような棚。6個分の板材を切り出して、ペイントまで完了していたものを今日組み立てました。途中で釘が足りなくなって、できたのは3台。


 とりあえず本を並べてみました。

 こちらは売り物ではない書籍。付箋が貼ってあったり、書き込みが多い本。

 あと3台組み立てれば、現在ある在庫については全部並べることができそうです。


2025年3月27日木曜日

我が家の梅が咲きました 「酒を主食とする人々」

 もう桜の季節だというのに・・・、我が家の梅がようやく咲きました。

 まだ、三部咲くらいな感じです。

 さて、実際どのくらい実をつけるのか、それが問題です。梅酒を一瓶程度は漬けられる量、1Kg程度は欲しいところです。楽しみです。



 梅酒を飲むだけで生きていけるのか? 世界には、お酒を主食に極めて健康に生きている人たちがいます。


 テレビ番組「クレイジージャーニー」の取材でエチオピアの酒を主食とする人々を訪れる。高野の旅だから、当然予定通りにはいかない、破茶滅茶な旅である。でも、実際にとんでもないのは、酒を主食とする人々が本当にいた! ことだった。

 朝食も昼食も、もちろん夕食も、小腹が空いても、喉が渇いても、お酒を飲む。病人も妊婦も子どももである。そんな民族が実在する。テレビ取材だから、いつもの著者の旅と違ってとても短い期間だけど、それでも著者は一つの家族と生活を共にし、彼らと同じように「食事」する。3日もすると、固形物を食べるのに苦労するようになる。顎が弱っているのである。最初は「?」な味だったお酒が、とても美味しく感じるようになる。喉が渇いて、そのお酒を飲むとホッとするようになる。

 アルコール度数5度程度のお酒を毎日5リットル程度飲むという。それでも、仕事をして、生活もきちんと回っている。地元の医者によると、彼らの体調はすこぶるいいらしい。周りの他の民族と比較しても身体は頑強で、内臓にも問題ない。医学の常識を疑った方がいいかもしれないと、著者はいう。
 
 著者の考察はこうだ。アルコールが体に悪いわけではない。飲み過ぎが悪いわけでもない。一緒に固形物を食べる、ついつい食べ過ぎる、そのことが問題なのではないかと。問題は食べ合わせじゃないかと。

 現実に目の前に酒だけですこぶる健康に生きている人たちがいるのだから、というのは酒飲みの戯言だろうか。

 参考文献が面白い
砂野唯「酒を食べる エチオピア・デラシャを事例として」(昭和堂)
篠原徹「ほろ酔いの村 超過密社会の不平等と平等」(京都大学学術出版会)

大学の先生って、こんなところへも行って調査をしている。この国はこんな研究を好きなだけやってもらう、パトロンのような国になればいいよなぁと思うのであった。(2025年2月10日 記)


2025年3月26日水曜日

図書館Cafeの撤収

  昨日から大学へ行っていました。図書館Cafeの撤収の立会いと、教科書の入荷チェックです。

lalala Cafeのネーミングはこの作品「lalala・・・・」から。

 2018年7月から営業開始した図書館のlalala Cafeですが、今年の2月に営業を終了し、今日什器等を撤収しました。最初は20時15分〜23時30分までの営業で、遅くまで図書館で勉強する学生の憩いの場に少しばかりはなっていたと思います。

 ただ、2000年のコロナで1年以上の閉店を余儀なくされ、営業再開後は18時15分〜21時30分の営業になり、利用者はとても少なくなってしまいました。

 図書館玄関の目立つところにありました。撤収後はこんなふうにスッキリしました。


 今後は、自動販売機が設置されるとのことです。

2025年3月24日月曜日

DIYの途中 「深夜特急 第2便」

  ペンキが足りなくなってしまって、棚のDIYは途中です。

 

 ジョージ・フォアマンが亡くなったという記事を見た。ボクシングのヘビー級元世界王者で、一度引退したのち牧師として活動、その活動資金がショートして45歳で再びヘビー級世界王者に復活。僕にとってのジョージ・フォアマンは「キンシャサの奇跡」のモハメド・アリの相手。沢木耕太郎が「深夜特急」の旅の途中、イスファハンでテレビ観戦した時のことを活写したシーンを思い出しました。



2025年3月22日土曜日

我が家の裏手の梅が満開! 我が家の梅は・・・・

  世間は桜の開花宣言、ということで盛り上がっているようですが、我が家の裏手の集会所の梅は今、満開です。 

 一方、我が家の梅はまだ固い蕾のままです。蕾はたくさんついているので、多分そのうち咲くのでしょう。桃の蕾もまだ硬いままです。桜は・・・・桜も蕾はついているように見えますが、いつ咲くんだろうか?  


 今日もとてもいい天気でしたので、外で棚をDIY。いい汗をかきました。だいぶん進みましたが、完成まではもう少しかかりそうです。


2025年3月21日金曜日

DIYした棚を設置して、本を並べてみました

  とりあえず、先日作ってペイントもした棚を設置して、本を並べてみました。

 ほぼ完成形が上の写真です。


 DIYした棚を設置する前はこんな感じです。


 ナショナルジオグラフィックの下のスペースに棚を設置しました。

 そして、本を並べると一番上の写真のようになりました。コミックスの棚になりました。


2025年3月20日木曜日

初めての丸鋸 「貧困とは何か 「健康で文化的な最低限度の生活」という難問」

  棚のDIYの続き。丸鋸の取説をネットで探してきて一通り読んで、使ってみました。

 切るのは早いんだけど、真っ直ぐ切るのがなかなか難しいです。試行錯誤しながら・・・です。とりあえず、いわゆるカラーボックスのようなものを6個作ろうと思って、横板12枚、棚板を24枚切り出しました。

 真っ直ぐ切れていなかったりするので、明日以降はかんなで補正していきます。その後も、オービタルサンダーで磨いてペイント。最後に組み立てます。来週中にできるかなぁ。


 世界中から貧困をなくすことができれば、ほとんどの「紛争」はもしかしたらなくなるのかも知れません。そのためには、「分配関係論的貧困理論」ではなく「生産関係論的貧困理論」に基づく行動が必要で、「分配関係論的貧困理論」では一国では貧困をなくすことができるにしても、「それは貧困を激しく外部化した結果にすぎない可能性が高い」とこの本の著者は言っています。


 「貧困」の概念・定義の変遷。絶対的貧困から相対的貧困、そして社会的排除へ。私たちの貧困の概念は絶対的貧困や相対的貧困にとどまっていないだろうか。

 生活保護などによる絶対的貧困や相対的貧困の「所得の平等」から、社会的排除を克服して「自由の平等」へと世界の貧困概念は変わってきている。

 私たちはいまどうすればいいのだろうか? 著者は言う「ベーシック・サービス+ベーシック・インカムで社会的排除は大幅に緩和されていくだろう」と。

 一方で、ベーシック・サービスも分配関係の変更を迫るものでしかなく、それでは貧困のない社会の実現は不可能で、資本主義的生産関係にまで手を入れていかなければならない・・・とする第5章以下の議論は、難解でした。(2024年3月20日 記)

2025年3月19日水曜日

新しい棚をDIY 「恋するソマリア」

  やはり棚が足りないので、余った床材で棚作りを開始しました。カットして、やすりをかけて、ペイントして組み立てる、という工程になります。


 今日はここまで。まだまだ部材が足りません。鋸で切っていたのでは、時間がかかってしょうがないので、明日は義父からいただいた丸鋸を使ってみようかな。使ったことないので、不安だけど・・・。


 イエメンでフーシ派とアメリカの戦争が始まっています。紅海を挟んだ反対側には、奇妙な光景が広がっています。超弩級名著「謎の独立国家 ソマリランド」の番外編。

 高野秀行「恋するソマリア」集英社 ISBN:978-4087715842


 地球は広いということを、実感する。同じ地球上のこととは思えない。

 南部ソマリア、モガディシオで活躍しているTV局の支局長ハムディはまだ20代の女性。彼女の辣腕ぶりが凄すぎる。そのせいかどうかはわからないが、反政府勢力から銃撃戦にまで巻き込まれていく。手に汗握る展開・・・・・、夢を見ていた、なんてことで終わるかと思ったが、どうやら実際のことらしい。

 ソマリアの悲劇は資源が無いことにつきる。だから世界は全くの無関心である。日本のジャーナリズも完全に無視。でも、逆にそうだから、イラクやシリアのように大国に翻弄されることも無いのだろう。ソマリランドのような国も「あり」なんである。(2015年6月14日 記)


2025年3月18日火曜日

試行錯誤 「書店風雲録」

 昨日、旅の本については並び終えた・・・んだけど、全体を見渡すとなんだかしっくりこなくて、並べていたコミックスを全部引っ込めて、「本の雑誌」と椎名本を並べ替えて・・・なんてことをしていたらあっという間に時間が経ってしまいます。


 棚に収まっていない本が後これだけあります。やはり、DIYで後少し棚を作らなければならない感じです。


 本屋の棚を作る、ということではかつてのリブロ池袋店の「今泉棚」が未だに僕の理想。今度の本屋さんでも、目指すところはそこ!  今泉さんの「弟子」である田口さんのこの本に、今泉棚のことは詳しい。ずいぶん古い本だけど、今の書店員さんには読んで欲しいなぁ。


 田口さんは現在ジュンク堂池袋本店の副店長。業界人なら誰でも知っている方だろう。当然リブロにおられるときからその名声は業界には響き渡っていて、彼女がジュンク堂に行く、って聞いたときには驚いたものである。
 その彼女が書いたリブロ池袋店の話である。面白いに決まっている。75年から95年頃まで、その中でも今泉さんが店長をされていたころの話が中心である。浅田彰「構造と力」なんかがベストセラーになった頃で、人文書が幸せな時代だった。86年から書籍の仕事を始めた僕の軌跡とまったく重なって、文中に出てくる本の一冊一冊に、そうだこの本はよく売れたとか、この本とこの本はこんな関係で、そうそうこの本の隣にはこんな本を置いて・・・なんていちいち懐かしいのであった。あの頃、リブロの今泉棚は僕ら人文書担当にもひとつの目標で、リブロ詣、今泉詣も盛んであった。僕も何回かその今泉棚を見に行ったし、今泉さんの話を聞いたりもした。感動して、何とか自分のお店でも表現できないかと、苦心した記憶がある。所詮僕には難しい話ではあったのだが。この本によると何しろ今泉さんの当時の交友関係がすごすぎる。吉本隆明はもとより埴谷雄高、中沢新一、山口昌男、今村仁司・・・こんな人たちに仕事が終わったら会いに行って、思想やその他もろもろの話をしていたのだ・・そりゃかなうはずがないのである。人文書といえばリブロという時代だった。そのリブロも今はもう、西武セゾンの手を離れ、大手取次の傘下に入ってしまった。

  新刊書店として初めてリブロがバーゲン本フェアをやったことにいきさつをこの本で僕は知った。当時再販制度は風前の灯、という雰囲気だった。業界としては何としてでも再販制度を死守したい、でもどうすればいいのかわからない、といった状況だったと思う。バーゲン本フェアはそんな中で、再販制度の弾力運用ということで公取から、たぶん暗に強制(そういっては身も蓋もないか)・・・そういう雰囲気をいくつかの出版社が読み取って企画したものであったのだろう。それに当時の田口店長は乗った・・・。しかし、そこには書店組合や取次や出版社のいろんな思惑が交差して・・田口店長は大変な目にあったのだ。再販制度が撤廃されればそれは田口のせいだ・・そこまでいわれる中でフェアは成功し、バーゲン本フェアは一般的になり、再販制度は結局当面維持されることになったのは、みんなの知るところである。それにしても、この最初のフェアを強烈に批判した大取次の傘下になってしまうとは・・。

  この本に登場する何人かとは僕も話したことがあるし、飲んだこともある。そういう意味でも、この本は僕自身の書籍担当時代の物語でもあるのであった。やっぱり懐かしいのである。
そして、書店員とはこんなに楽しいのだ、ということを改めて思い出させてくれる。出版社や編集者、著者との関係、そして何より棚を通してのお客さんとの幸せな関係、書店員というのはこんなにも楽しいのである。(2004年 記)

2025年3月17日月曜日

旅の本の棚がほぼ出来ました 「あの日、僕は旅に出た」

  4月中にはOPENしたいと、ぼちぼちと本を並べています。ここ数週間、旅の本を並べていました。僕の本屋さんのメインの分野になります。



 僕的には、蔵前仁一の雑誌「旅行人」とその著書、沢木耕太郎「深夜特急」、小田実「なんでも見てやろう」は確かにもうずいぶん古くなったけど、今でも若い人たちにはお勧めしたいななぁ。五木寛之の「青年は荒野をめざす」もいいなぁ。



 雑誌「旅行人」前史から休刊まで。椎名誠「哀愁の町に霧が降るのだ」「新橋烏森口青春篇」「銀座のカラス」「本の雑誌血風録」を思い出させる・・・っていうか、テイストはちょっと違うけど、蔵前仁一の自伝的旅本。
 
 長く旅しているとよく言われる質問 「それがいったいなんの役に立つのだ?」に対して、著者はこういう。「ネパールがインドの北にあることを知っていることがなにかの役に立つとか、アフリカでクーデターが起きていることを知っていることが世渡りのためになるわけではない。しかし、世界を知ることができる。世界をリアルに感じることができる。それだけで十分なのだ。何かの役に立つから旅行しているわけではない。何度そういっても、なかなかわかってもらえなかった。」

 そうなんだよなーと、激しく共感する。(2013年8月13日 記)


2025年3月15日土曜日

我が家の愛車 今日もまたさようなら 「深夜特急 第1便」

  先日に続いて、我が家の愛車とさようならしました。7万キロ程度しか走っていないけど、15年乗り続けました。

 先日の愛車プレマシーの代わりはないけど、この車とは入れ替わりに新しい車が納車されました。15年も経つと、軽自動車もすごく進化しいるものです。驚きました。



 オンラインカジノが大きな問題になっています。違法オンラインカジノの国内での市場規模が出版業界の市場規模よりも大きくなっているのは驚き。でも、違法と認識していない人も多いのだそう。それも仕方ないと思う。国家公認の「クイックワン」なんてオンラインカジノそのものだし(期待値はクイックワンの方が多分低い。ぼったくりです)、ギャンブルであるパチンコやスロットをギャンブルではないと言い張るこの国のこと、オンラインカジノが違法だと認識しにくいのではないだろうか。

 カジノといえばこの本のマカオでのシーンが僕は大のお気に入りです。

 マカオでは「大小」という賭博に熱中し、1900ドルしか持たずに旅を始めたにも拘わらず1200ドルもつぎ込んでしまうような無茶もやっている。結局200ドルの負けまでに挽回したのだが(そうでなければ彼の旅はおそらくマカオで終わっているし、この本も出版されていない)、これに懲りずにこの200ドルを今度はモナコで取り返そうとまたまたカジノへ出かけたりしているのである。結局モナコでは、ジャケットを着ていないばかりに門前払いされてしまうのだが。このアンバランスがまた、何よりも魅力的である。予定調和に満たされたこの社会では、ギャンブルですらも予定調和であるのに対し、彼の旅は、大航海時代の航海のように何も予定されていない。因みに僕はこの本で、マカオでの賭博の微に入り細をうがつ描写が今まで読んだどのサスペンスよりもスリリングでとっても気に入っている。

2025年3月14日金曜日

堆肥づくり 「博士の愛した数式」

  春の陽気だったので、蔵の中の作業は一休みして、外で堆肥づくり。3回目の切り返しです。

 一度全部出して、その後戻します。最初に出したものから順に戻していきます。4ヶ月がたって、だいぶ堆肥らしくなってきました。


 今日3月14日はπ(円周率)の日だそうです。これはπではなく、√の話ですが、とても優しくなれる小説です。第一回本屋大賞はこの本だったんです。

 交通事故で75年以降の記憶を失い、現在の記憶は80分間のエンドレステープみたいになっている老数学者と、30前のシングルマザーと、その10歳の息子との静かな生活。そういう年のとり方もいいのかなー、思わせる秀作。生きるさまっていうのは色々あるし、幸せの形もたぶん無数にあるんだろう。

 第1回本屋大賞受賞作。つまり、全国の、とはいっても160書店の191名の書店人だけど、が一番売りたい本ということである。(2010年11月7日 記)




2025年3月13日木曜日

小さな棚にナショナルジオグラフィックが収まりました 「秘闘 私の「コロナ戦争」全記録」

 先日作った棚にナショナルジオグラフィックを収納しました。1995年の日本語版創刊準備号からほぼ全部揃っています。付録もついています。



 昔のものを久しぶりにめくってみましたが、記事は全然古びておらず、驚き。多くの記事が、今も新しい・・・と思いました。


 NHK朝ドラは2020年のコロナ禍の時代になりました。当時の記憶はまだ鮮明すぎて、そして僕もそうですが、世界中の全員が当事者だったわけで、まだ客観化できません。ドラマを見ていると息苦しくなります。当時の息苦しさ、生きづらかったことを思い出します。

 当時のこの方の発言にはいつも納得していました。科学的ではない言説が蔓延している中、この方だけはいつも科学的でした。


 著者はコロナの女王と言われ、新型 コロナ感染拡大の極初期からテレビに出ずっぱりで解説していた、国立感染症研究所の元研究員で、現白鵬大教授。感染免疫学、公衆衛生学の専門家。
 
 サイエンスに基づいた専門家としての発言は全くぶれず、それが研究者としての自らの「使命」に基づくものであったことがわかる。研究者、科学者とは、こうあるべきということを貫いていく強さに感動する。

 一方、分科会の尾身氏や岡部氏を、公よりも私を優先したと断罪する。政権に取り入って、重要な、権威であることの魅力に取り憑かれたのだろう。そもそも最初から間違っていたと指弾する。「最初に新感染症としなかった」判断が、この2年間のコロナとの戦いに敗北し続けた要因であると指摘する。

 そもそも尾身氏も岡部氏も呼吸器系感染症の専門家ではないのに、なぜ国民の命を預かるような要職に就いたのか、就けたのか、その経緯はこの著書ではわからない。しかし、著者は専門家のふりをした科学者の、サイエンスに基づかない発言や政策に、自らの身を削りながら、対峙していくのであった。まさに「秘闘」だった。(2022年1月30日 記)

2025年3月12日水曜日

愛車とのお別れ 「今夜世界が終わったとしても、ここにはお知らせが来そうにない。」

  15年間乗った愛車、MAZDAプレマシーとお別れしました。約23万キロ走りました。

 事故もなく、故障もなく、よく走ってくれました。でも流石にちょっとガタがきていて、この5月に車検を通すのは憚れました。自動車税が確定する前に・・ということで、今日でお別れです。中古車買取業者に23,000円で買い取っていただきました。費用がかからないだけ良しとします。




 MAZDAの車は頑丈なのかなぁ。こちらは、中古の軽でアジア、ヨーロッパ、アフリカを旅する話。
 石澤義裕「今夜世界が終わったとしても、ここにはお知らせが来そうにない。」WAVE出版 ISBN: 978-4866214443

 2015年、既に10万キロ走っているマツダの中古・軽自動車Chin号を乗せたフェリーは稚内からサハリンへ。ノマド夫婦は南アフリカまでの移住地を探しの旅に出かけた。

 ロシアから中央アジア、ヨーロッパを経てアフリカへ。西海岸を南下しながら、雨季に突入した中央アフリカはパスして大西洋を船で進み、ナミビアへ。南アフリカに着いたけど、まだ楽園は見つからず、今度は北上をはじめてケニアへ。ここでChin号をポルトガルへ。そうこうしているうちにコロナ禍で世界は動きを止めて・・・動き出した思ったら戦争が始まって帰れない・・。で、「2023年1月クロアチアにて」で本書は終わる。
 
 8年経っているのである。すごいぞ、マツダの軽! 道なき砂漠、ジャングル。

 中央アジアやアフリカを自動車で旅するって、とんでもない不条理と向き合い、翻弄されることであり、でも時々とても素敵なことに出会いがあったり・・・世界はまだ、面白すぎる。(2023年5月20日 記)




2025年3月10日月曜日

東広島へ 教科書の搬入と検品

  前期教科書の搬入。一昨年までは、3月25日頃の搬入でしたが、昨年から搬入を早めたので、個数は減少。今日は260箱程度で、搬入は30分程度で終了。

 これを検品して棚に並べていきます。とても楽しい作業です。


 その後、少しだけ北1コープショップの書籍コーナーへ。改めて、とてもいい棚を作っているなぁと思います。最近は先生たちもあまり来店していただけませんが、来ていただければどんな専門の先生でも、10冊程度は新刊で手に取っていただけるんじゃないかなぁと思うのです。ネットではなく、実際に手に取って公費で購入していただければ、書店は活性化し、棚もどんどんよくなっていくはず。特に文系の先生方、一週間に一回くらい覗いていただけないかなあ。

 本当にいい品揃えしています。広島市内の大型書店にはもちろん全部あるんですが、見せ方が違います。北1コープショップの方がずっといいと思いました。思わず、3冊買ってしまいました。私の住む街、美作では絶対に手に入らない本たちです。


2025年3月9日日曜日

岡山「万歩書店」へ

  今日は岡山へ。Handmadefes、その後、万歩書店へ。


 一万歩歩いても全部は見ることができないくらい、古書がいっぱい。「本の雑誌」でも特集されたことのある古本屋さん。もう、何回来ただろうか。今日は、探し物があってきたんだけど、残念ながらそれは見つからなかった。大航海叢書の端本はあったけど、全巻揃いは見つからなかった。五木寛之の紀行本の全集も探していたけどそれも見つからず。でも、筑摩書房の1960年台に発行された現代世界ノンフィクション全集の復刻版を見つける。全24巻で15,000円。買いたかったけど・・・・今回は諦めました。うーん、次に来た時にまだ残っているか? 大航海叢書も何年か前に来た時には確か全部揃ったセットがあったんだけど、その時はやっぱり買えず、それ以後は何回か来ているけど見つけることができない。一期一会なんだよなあ。

 多分一日いても飽きない、というか一日程度では全く不十分だろう。今日はわずか1時間程度で、一冊だけ買って、後ろ髪を引かれながら帰るのでした。


2025年3月8日土曜日

小さな棚を作りました 「それでも私は旅に出る」

  本を並べる棚が足りそうにないので、床を張ってもらった時の残っていた杉材で、小さな棚を作りました。


 これに、ペンキで色を塗るとこんな感じになります。いい感じです。ペンキが足りなくて、ひとつは濡れていません。この4台はナショナルジオグラフィックを並べる棚になる予定です。


 少し前に行った鳥取の古書店「邯鄲堂」で買った本をやっと読了しました。とても面白かった。

金纓「それでも私は旅に出る」岩波書店 ISBN:978-4000012478


 1990年代の旅。韓国で生まれ育ち、日本人と結婚して来日し、日本の教会で牧師を務めたのちに50歳を目前に旅に出た女性がデイパックひとつで、ひとり90ヶ国以上を旅をする。言葉ができるってことが、旅を可能にするし、豊かなするんだなぁとつくづく思う。世界中どこでも、現地の人とすぐ仲良くなり、自宅に泊めてもらったり、一緒に観光したり・・・。それが一回や二回ではなく「たまたま出会った人たちが招いてくれるままに泊まったら、南米の旅の半分以上をただで泊まり、食べる結果になったのだ」、と。これはもう彼女の才能だろう。そんな彼女の旅は、とんでもなく楽しい。そして、世界は美しい。人々はとても魅力的です。

 ただ、30年前には想像もできないようなスピードで世界が変わっていっているというのも、古い本を読むとよくわかる。当時は多分多くの人がこう思っていたんだと思う。「東南アジアや中南米、アフリカを旅すると、心が痛む光景によくぶつかる。ホテルや高級レストランには、特権階級を除く現地の人は入れない。そこにいる本国人は従業員ばかりだ。そしてわずかなお金のために、どんなサービスでもする。(中略)問題は、彼らが決してサービスされる側にはなれないということだ。「持てる者」と「持たざる者」の区別があまりにもはっきりしているのだ」

 2025年のいま、東南アジアや南米から普通の人々がたくさん日本に観光に来ています。そして、日本人は以前のようにそれらの国々へ行くことができなくなりました。「持てる者」と「持たざる者」は「決して」というほど変わらないものではなかったということです。(2024年3月8日 記)



2025年3月7日金曜日

鳥取へ買い出し 「絶望を希望に変える経済学  社会の重大問題をどう解決するか」

  美味しいお魚と野菜が欲しい・・・ということで、今日は鳥取へ。賀露の「かろいち」と「わったいな」で、美味しい野菜とお魚をGet。安くて美味しい!というやつです。鳥取のハタハタやカレイの一夜干しは絶品なんです。


 トランプ大統領に世界は振り回されています。株価も乱高下を続けるんでしょう。トランプ大統領は、誰か、というか絶望的な状況にいる人々を救うことになるんでしょうか?  民主的に選ばれた一人の暴君は、複雑な世界を「単純」に収斂させて、壊していくのでしょうか。

アビジット・V・バナジー「絶望を希望に変える経済学」日経BP  ISBN:978-4532358532


 「よい経済学」は無知とイデオロギーに打ち克ち、「悪い経済学」は現在の爆発的な不平等の拡大と怒りと無気力の蔓延を招いた、と本書は書く。そして、根拠のない考えに対して、「疑う余地はない」という主張に騙されず、奇跡の約束を疑い、エビデンスを吟味し、問題を単純化せず根気よく取り組み、調べられることは調べ、判明した支持に誠実であることだ、と述べる。
 自由貿易、欲望、温暖化、不平等、貧困・・・・たくさんの実験や統計、それらのエビデンスをもとに「よりよい世界」をめざす提言。ただ、全てが単純ではない、ということを知る。

 BIについては、貧困国おいては有効だが、富裕国では有効ではない、というのが、著者の結論。BIよりもフレキシキュリティ、でもフレキシキュリティが完璧だとも思えない、と言う。つまりやっぱり、それだけ複雑だし、単純な唯一つの解決法なんてないことを知るべきと言うことだろう。(2020年9月5日 記)


2025年3月3日月曜日

青木まり子現象 「本なら売るほど(1)」2

  終日雨だったけど、雨読にはならず。教科書の注文が割とまとめてきたので、その発注作業。これは楽しい仕事。


 昨日の続き。この本の第6話は「さよなら、青木まり子」。僕の本屋さんの棚のどこかに青木まり子さんの投書が載った「本の雑誌」があるはず・・・・。それにしても、青木まり子現象って初出から40年くらい経っているはず。すごいなぁ。





 脱サラした青年が始めた街の小さな古本屋「十月堂」を巡る人模様。本を買う人、本を売る人、素敵な本読み人生を送ったであろう人、これから送るであろう人、本を眺めるだけの人、そして本屋でトイレに行きたくなる青木まり子現象。
 第一話の郵便局員のような人生がとても素敵だ、と思った。どんな人生か・・・・それは、この本の中にあります。


2025年3月2日日曜日

清掃活動(クリーン作戦) 「本なら売るほど(1)」

  小雨だったけど、朝8時集合の地域の清掃活動に参加。国道429沿いを1kmほどごみを拾いながら歩く。いつもは車で通っているだけなので気づかなかったけど、吸い殻がたくさん落ちている。歩道側ではないので、歩いている人が捨てていることはないはず。自動車の助手席側から投げ捨てているに違いない。酷い話である。



 いま、本屋さん界隈、特に古本屋さん界隈で注目されている本。重版中で入手に時間がかかってしまった。裏表紙に「本を愛する人、そして、本に人生を変えられた全ての人に捧げる物語」とあります。その通りの本でした。そして僕の本屋さんも、こんな本屋さんになって、こんなお客さんに出会えたらいいだろうなぁ。「Books tabito 蔵」にも売るほど本があります。(2025年3月2日 記)


2025年3月1日土曜日

人生初プラネタリウム 「美しいものを見に行くツアーひとり参加」

  昨日は仕事で東広島へ。今日はその帰路、倉敷にある「倉敷科学センターへ」。人生初のプラネタリウム。感動しました。まるで、本当の星空を見ているよう・・・・・。2019年に大規模なリニューアルをし、世界最高品質のプラネタリウムになったとのこと。

 岡山の今夜の星空解説と、テーマプログラムが「日本の空に舞うオーロラ」でした。日本でわずかに見ることのできたオーロラも微妙でいいし、北欧のまるで光の共演・・・も素晴らしかった。

 


 最近読んだオーロラ観光の本。ツアー旅行には割と批判的だったんだけど、とてもゆるくて、ツアーへのこんな参加の仕方もあるんだなぁ、と。いいかもしれません。

益田ミリ「美しいものを見に行くツアーひとり参加」幻冬舎文庫 ISBN:978-4344430112


 世界中の美しいところを見てみたい、でも語学力が・・・という40代の著者は添乗員がいるツアーの存在を知る。どのツアーにもひとり参加者はいるもので、連れがいないから寂しくてたまらない、ということにもならない。

 北欧オーロラ、クリスマス・マーケット、モンサンミッシェル、リオのカーニバル・・・・など、行きたいところに行って、食べたいものを食べる旅。

 こんな旅もあっていい。(2024年9月26日 記)