大学の後期の始まりは10月2日。今、先生方からの教科書の注文がピークで、お客様のご来店を待ちながら、せっせと出版社へ注文しています。もう40年近くこの仕事をしていますが、いまだに発注数をどうするか、一点一点悩みまくります。先生の指示数、過去の実績、そして出版社の姿勢(?)。同じ教科書を毎年指定される場合は、大体前年の8掛けくらいの実売になります。でも、ならない場合もあります。教科書指定と参考書指定でも実績は大きく異なることになりますが、参考書指定でもほぼ受講生数が売れる場合もあります。
そして出版社。追加に対してすぐに宅配便で送ってくれる出版社の場合はできるだけ返品が出ないように数量を絞って発注します。しかし、絶対に直送してくれない出版社の場合は、学生や先生に迷惑をかけないために、多少返品が多くなっても仕方ないと多めに発注します。何しろ取次店経由の追加仕入れの場合は入荷に10日位かかってしまいます。これでは15回の授業のうち2〜4回くらい終わってしまいます。地球の裏側から10日かかるというのならまだわからないでもないのですが、東京から、あるいは京都から10日もかかるなんて・・・。それに、どんなにいろんな要素を検討して発注したところで、やっぱり余るものは余ります。その時に容易に返品ができるかどうかというのも発注数の決め手になります。
40年近くやっていても、途中品切れはするし、大量に余る場合もあります。でも、この作業は楽しいものです。いろんな要素を考えて、発注するという行為そのものが楽しいんですね。教科書の販売が終わったとき、ぴったしハマった場合はとてもいい気分になります。ある意味、ギャンブルの楽しさに近いと言えば・・・問題がありますね。AIが発注数を決めてくれて、もっと正確になって、途中品切れなし、返品も極小になるのならば、その時は僕はお払い箱になります
9月のフェア「地球を歩くスピードで旅する」から、今日のお勧め本です。
ロバのスーコと旅をするのはモロッコ、その前のトルコはロバのソロツベと旅をし、その前のイランで旅したロバには、名前はない。
ただ歩く旅ではなく、ロバと一緒に歩く。コロナ明けの2022年イランに舞い降りた著者は、現地でロバを買い、共に旅する。追い剥ぎにあったり、犬に襲われたり・・・完全に安全な旅ということではないが、多くの人たちの親切で旅を続ける。交通機関を使えば安全な旅ができるんだけど、路上を歩き、路上に寝る旅は、それが日本だってリスクがあるように、同じ程度にリスクを抱えながら旅を続ける。そんなリスクを抱えても、個性あるロバとの旅は楽しい。(2025年2月 記)

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