今日は午前中から雨。おかげで、ちょっと涼しく過ごせたかもしれません。
Books tabito 蔵 は少し偏った品揃えの古本屋です。旅や探検、本の本(書店、出版、書評など)は充実しています。いわゆる新刊書は今のところ扱っていません。そこで、お取り寄せ対応を開始しました。新刊も取り寄せます。古本、古書については探してみます。どうぞお気軽にご相談ください。
参議院選挙は投票日まで1週間を切りました。いろんな争点について論戦が交わされています。しかし、自民党の裏金などの「政治と金」問題は忘れ去られてしまったようです。そして、広島ではたった6年前にこんな事件がありました。根本的な問題だと思います。物価高対策も農政、食糧安保もお金で歪められてしまう、ということですから。
自民党・河井克行と案里夫妻による2019年の参議院選挙での大規模買収事件の真実を求めて、地元の中国新聞が総力を挙げて取り組んだ記録。
記者は、地元の議員や首長の被買収者から現金を渡された状況などを取材していく。地元に密着してきた新聞だからこその、関係性を築いてきた記者だかにこその、生々しい証言が得られていく。しかし一方では、公判での証人尋問や調書の公開でそれらが嘘だったことも明らかになっていく。保身のために、平気で嘘をつく政治家。記者の後ろに国民、有権者がいることへの理解がないのだろう。河井夫妻だけではなく、地方議会の政治家たちも全くひどい。政治は自分たちの利権、それだけか。
そのようにして人々の政治不信は深まっていく。
本書では、「巨悪」は暴かれない。河井夫妻の背後にもっと巨大な悪があることは、たぶんみんながそう思っているし、記者たちもそれは匂わせているけど、暴けない。(2022年2月 記)


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