2025年7月28日月曜日

買取をひっそりと始めます 「全東洋写真」

  昨日問い合わせがあったので、もしかしたらそういう需要もあるのかなと、ひっそりと買取を始めることにします。

 正確に査定するために一旦お預かりして、査定金額をお知らせいたします。また、百科事典、辞書などどうしても買取できない(値段がつけられない)書籍もあります。あらかじめご了解ください。

どうぞよろしくお願いいたします。


 7月に展開していた「いつかはインドへ」は今日で終了です。最後にこの1冊。

インドから始まるアジアの放浪。いつかはインドへ。

2025年7月27日日曜日

開けてよかった! 初めての買取の依頼も 「大学の起源」

  1 週間前までは今日は閉店する予定でしたが、先週みまちゃんネルでお知らせしていただいたので、日曜日を待っておられる方がいるかも・・・という希望的観測で、急遽朝10時から途中2時間の閉店(地区の会合のため)を挟んで営業することにしました。

 よかった ! 午前中から新しいお客様にお越しいただきました。午後からも。そして初めて「買取」の依頼も受けました。すぐには見積もることができず、お預かりしました。

 「この町には本屋さんがなかったので、うれしい」「続けてくださいね」など言葉をいただいています。励みになります。


 トランプ大統領は大学の価値がまるでわかっていないみたいです。日本でも、留学生に対する風当たりは今回の選挙を通じて酷いものになりました。そもそも大学がどういうものであったのか、その起源と価値について改めて深く知る必要があるのでしょう。この本がお勧めです。とても貴重な文献です。

この本(古本)を Books tabito 蔵 で購入する

 資料として、以下のものが収録されています。「勉学のために旅をする学生たちのための特権」「教師と学生の税金の免除」などの資料。1100年〜1300年代にかけての文書ですが、当時の為政者たちが大学、学生、教師をどのように見ていたかよくわかります。その重要性をよく理解していました。

2025年7月26日土曜日

みまちゃんネルの放送は終了しましたが・・・ 「荒野に果実が実るまで  新卒23歳 アフリカ駐在員の奮闘記」

  昨日まででみまちゃんネル「あなたの出番です!」の放送は終了しましたが、今日も引き続き番組でBooks tabito 蔵 を知っていただいた方にお越しいただきました。蔵の中は、扇風機だけでエアコンがないのが申し訳ないです。

 明日は10時から営業します。初めての試みです。テレビをご覧になった皆様にお越しいただくのを期待して・・・。


 アメリカは海外人道援助から手を引いてしまいました。中国の援助はあまり評判がよくないようです。日本のODAは一時減少してしまいましたが、近年ではまた増加しています。ただ、中国の覇権への対抗であり、その中身は少し変わってきているようです。一方で、この本のような活動をしているNGOと、若者たちがいます。「援助屋に平和は作れるか」という命題にチャレンジします。平和の配当は、当然ですが日本に住む僕らにももたらされます。国の予算は日本人のためだけに使え、みたいな言説が蔓延ってきましたがそうではないはずです。僕らが平和に暮らすためには、このような活動が不可欠なはずです。


 学生時代にアフリカを旅し、大学の友人たちが安定した職を得ていく中、卒業と同時にNPOに就職してウガンダへ。飢餓の大地で、要支援者を巻き込んで、貯水池を掘り、荒地を開墾し、大量の果実を得るまでたったの1年間の話。

 汚職や利権に塗れた国際援助の実態を目の当たりにした著者たちはそれらを批判しながら、理想を追う。国際援助によって自立することを奪われていた要支援者たちが、著者らと共に自立していく様は感動的。

 国際援助による、援助される側の政治家、役人、事業者の腐敗の実態を明かし、それらの支配者と対峙しながら進めていくのだけど・・・・その困難は筆舌に尽くし難いものだったろうと想像する。本書にはわりとサラッと書かれているけど。

 こんな青年がいる!  飢餓の大地に奇跡が起きた! その奇跡を詳らかにする感動の記録。(2025年7月記)


 

2025年7月25日金曜日

看板の作成の続き 「アジアのディープな歩き方」

  看板の作成を続けています。朝、5時台、6時台はまだとても涼しくて、家庭菜園の手入れや木工にはとてもいい時間です。

いい感じになってきました。もう少しで完成かな?



 今度はタイ、カンボジア国境で戦争が始まってしまいました。互いの国軍の武力の行使ですので「戦争」です。とにかく早く終息してくれることを望むばかりです。この辺りは多くの日本人が旅しているはずです。この本は、1999年の発行です。僕もこの頃、この辺りを何回か旅していました。

店主の旅行記

 アンコールワットは小さい頃からの夢でした。でも長い間内戦が続き、その後も戦後の混乱が続きなかなか旅行者は入ることはできませんでした。僕が行った2000年でも、シュムリアップからバンテアイ・スレイへの道はまだ舗装されてなく、道の両サイドの荒地には「地雷危険」の看板が設置されていました。

 平和でなければ旅行はできません。いま世界は、旅行できるところがどんどん減ってきています。「失われた旅を求めて」(旅行人)の「旅行者に失われてしまった場所」のリストがこれ以上長くなりませんように。あるいは、長くなる前に旅しよう。

2025年7月24日木曜日

テレビのおかげです 「舟を編む」

  みまちゃんネルの「あなたの出番です!」の反応が少しあります。ありがたいことです。ご来店いただいたお客様とはそれぞれ少しお話しさせていただいて、そこから新しい繋がりができそうな予感もあって、ちょっと嬉しい、このところです。


 火曜日にNHK地上波で放送されている「舟を編む」。2023年にBSで放送された時もハマってしまったのですが、今回もまたハマっています。そして、テレビとは少し違いますが、小説もいいです。


 本屋大賞受賞作で、業界の話となれば読むしかない。
 辞書を編んでいく作業は、人生全てを懸けるだけの価値があると考える編集者がふたり、学者がひとり。辞書に限らず、本をつくる作業にこんなロマンを求める読者がひとり(←僕のこと)。

 いつも時間に追われている毎日、すぐに結果を出さなければならない仕事。そうじゃない世界があって、そんな世界を生きている人が今でもいる・・・・。そしてそれを認める人がいる。こんな生き方があっていいと思う。そして、そろそろそんな世界に身を置きたいなーと激しく思うのであった。

 面白い。幸せな気分になる。

 「大渡海」欲しいなー。(2012年5月記)


2025年7月22日火曜日

そうはうまくいかない? 「あたらしい憲法のはなし」

  平日だし、暑いし・・・みまちゃんネルの効果は残念ながら今日はありませんでした。焦っても仕方ありません。まあ、ぼちぼちです。一方、webからのご注文が先週末から立て続けにあって、嬉しい限りです。


 昨日の憲法の続きです。昭和22年8月に文部省が発行し、全国の中学1年生が教科書として学んだ「あたらしい憲法のはなし」。憲法制定時の熱気、国民の強い意志、2度と戦争は嫌だという決意、そんなものが込められています。当時の国民の多くが憲法に対して持っていた思い、決意、それらが分かります。文部省が書いているのです。

 この本は、1972年にその本を復刻したものです。


 こんどの憲法は、この前文にある考えと、ちがったふうに考えてはならないということです。(中略) これからさき、憲法をかえるときに、この前文に記された考え方と、ちがうようなかえかたをしてはならないということです。(5ページ)

 これが憲法制定時の当たり前だったということです。

2025年7月21日月曜日

テレビを見ていただいたお客様 「日本国憲法」

  今日から美作市のみまちゃんネル「あなたの出番です」でBooks tabito 蔵の紹介が始まりました。1日数回放送されます。今日まだ8時15分からの1回だけですが、夕方以降にまた放送されます。これから1週間程度毎日数回放送されます。

 テレビを見た、というお客様に早速ご来店いただきました。ありがたいことです。少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。


 さて、参議院議員選挙が終わりました。生活が苦しくなっている、今を生きるのがしんどい、という民意が反映されたんでしょう。でも、弱者を叩いて溜飲を下げても何も良くなりません。早々に自分も叩かれる立場になるのは必然です。先日書いた朝日新聞の「視野を広げ未来を思う-書評委員19人の「夏に読みたい3点」」にもこの本が紹介されていました。

この本(古本)をBooks tabito 蔵 で購入する→お店にあります(200円)


  日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配 する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、 普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。


 あの戦争の惨禍を経て、「日本国民は全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓」ったのです。でも、まだまだその過程にあります。

2025年7月20日日曜日

湯郷マルシェへ 新しい看板を作成しています

  今日は選挙に行って、それから湯郷マルシェへ → こちら そのあとは、amazonに出品している商品の整理。まだ自前のショッピングサイトがないので、amazonとメルカリに出品しています。時々メンテナンスしないと、絶対に買っていただけないような価格になっている場合があります。

 

 敷地に入るところの看板が小さいのでは、という声を聞いています。それで、少し大きい看板を作成中です。これはまだ過程です。うまくいくといいのですが、何しろ素人なもので・・・・。


2025年7月19日土曜日

視野を広げ未来を思う-書評委員19人の「夏に読みたい3点」  「人生に疲れたらスペイン巡礼」

  今日の朝日新聞の「読書」は、いつもの書評はなくして「視野を広げ未来を思う-書評委員19人の「夏に読みたい3点」」でした。これがとても興味深い!!!

 紹介されているどれもが面白そうで、そして書評委員の皆さんのコメントが秀逸。読みたい ! 読まなきゃって思わせてくれます。これらの本を集めて古本屋にコーナーを作ろうかと思いましたが、数冊しか在庫がなく、残念! 

 この夏は、ここに紹介されている本から10冊くらいは読みそうです。店主は古本屋さんですが、販売している本より読みたくて買っている本の方が多いような気がします。


 疲れた時も、元気な時も、いつでも読書が一番とは思いますが、疲れた時にはスペイン巡礼へ向かうのもいいらしいです。

 あまりに有名なカミーノ・デ・サンティアゴ。実際に800km歩いた著者の体験と、ハウツーが詰まった本。長い長い巡礼の道のイメージが立ち上がります。自分も行けそうだな、とお思わせてくれます。すでにちょっと古くなったけど、とてもいいガイド本です。

 きついけど、楽しそう。世界中から、何らかの目的を持ってくる巡礼者との交流。800kmも歩く時間は、自分と向き合うしかない時間でもあり、一方で多様な他者から様々な刺激を受ける時間であり、やはりそれは自分を見つめなおす旅になる。

 人生に疲れちゃいないけど、行ってみたいなぁ。

2025年7月18日金曜日

みまちゃんネル「あなたの出番です」7月21日〜 放送予定です

  先日取材していただいた「みまちゃんネル」の放送予定が正式に決まったと連絡がありました。7月21日(月)から1週間程度だそうです。「あなたの出番です」という番組です。

 21日〜23日までは高校野球の放送があるので高校野球の開始前の朝と、終了後の夕方以降に放送されます。24日〜は終日、毎日何回か放送していただけるようです。

取材の様子です

 インタビューは拙さ満開で少し恥ずかしいのですが、きっとうまく編集していただけていると思います。ぜひご覧いただいて、少しでも当店に興味を持っていただければ、そしてお越しいただければと思っています。

2025年7月15日火曜日

選ばれなくなる日本 「ルポ 若者流出」

  参議院選挙投票日まであと5日です。今回の選挙戦では、聞くに堪えないヘイトスピーチが堂々と発せられていること、それが支持されていることに恐怖を感じます。ある日突然変わるのではなく、こんなふうに変わっていくのでしょう。そしていつの間にか引き返すことができなくなっている・・・・。これまで歴史の本の中でたくさん見てきた光景です。

 明治以降昭和まで、貧しかった多くの日本人が南北アメリカ大陸へ移民しました。それぞれの地で、多くの差別を受け、理不尽な扱いを受け、大変な苦労をしながらそれでもその地に根を張って今まで生きてこられています。今日では、大統領になったり、首長や議員になったりあるいはビジネスでもリーダーとてして活躍される方もたくさんおられます。

 移民で大変な差別に遭ったりして苦労された日本人を私たちは知っています。それは、あってはならないことでした。そのことを知っているからこそ、いま日本を選んで来ている外国人に対して同じことをしてはいけないのです。今の時代であっても国外で日本人が差別されたり、地域社会から排除されたりしたら私たちは憤ります。だから、国内で外国人に対してそんなことがあった場合には同じように憤らなくてはならないのです。日本人ファーストではなく、国内で生活する人は等しく尊厳を守られなくてはならないはずです。

 誰かが排除されていなくなると、必ず次のターゲットが定められます。昨日までマジョリティだと思っていた人が、マイノリティになって排除されます。その繰り返しです。自分は大丈夫、なんてことはないのです。

 そのことに気づいて、生きにくさに気づいて若者たちは国外へ脱出し始めています。


 総務省のデータによると22年、23年に海外へ転出すると届け出て移住した日本人は15万人前後だそうだ。

 給与、労働時間、パワハラ、セクハラ、休日、子育て、教育、家族、結婚、多様性・・・ほとんど全ての指標で日本の「生きにくさ」は明確になっていて、それはたくさん報道されている通りなのだけど、若者、機動力のあるもはその解決策として海外を目指す。本書は海外に移住した若者たちのルポ。

 移住する理由の一つ一つが、「そうだよね」と納得。出生数の減少だけではなく、社会的流出もあって日本の人口は今後も減り続けるのであろう。
そして、「日本人が生きづらさを感じている社会に、外国人の方々が期待や憧れを持ってきてくれるとは思えません。・・・・「外国人に来てもらえればなんとかなる」というあまりにも楽観的で、驕りのあるシナリオは、もう成り立たないと思います」という福井県立大の佐々井教授の言葉は重い。

 若者の流出を追うことで、この国の問題、早急に解決しなければならない問題を明らかにする。(2024年5月 記)


2025年7月14日月曜日

本のお取り寄せいたします 「ばらまき 河井夫妻大規模買収事件 全記録」

  今日は午前中から雨。おかげで、ちょっと涼しく過ごせたかもしれません。

 Books tabito 蔵 は少し偏った品揃えの古本屋です。旅や探検、本の本(書店、出版、書評など)は充実しています。いわゆる新刊書は今のところ扱っていません。そこで、お取り寄せ対応を開始しました。新刊も取り寄せます。古本、古書については探してみます。どうぞお気軽にご相談ください。


 参議院選挙は投票日まで1週間を切りました。いろんな争点について論戦が交わされています。しかし、自民党の裏金などの「政治と金」問題は忘れ去られてしまったようです。そして、広島ではたった6年前にこんな事件がありました。根本的な問題だと思います。物価高対策も農政、食糧安保もお金で歪められてしまう、ということですから。

 自民党・河井克行と案里夫妻による2019年の参議院選挙での大規模買収事件の真実を求めて、地元の中国新聞が総力を挙げて取り組んだ記録。

 記者は、地元の議員や首長の被買収者から現金を渡された状況などを取材していく。地元に密着してきた新聞だからこその、関係性を築いてきた記者だかにこその、生々しい証言が得られていく。しかし一方では、公判での証人尋問や調書の公開でそれらが嘘だったことも明らかになっていく。保身のために、平気で嘘をつく政治家。記者の後ろに国民、有権者がいることへの理解がないのだろう。河井夫妻だけではなく、地方議会の政治家たちも全くひどい。政治は自分たちの利権、それだけか。

 そのようにして人々の政治不信は深まっていく。

 本書では、「巨悪」は暴かれない。河井夫妻の背後にもっと巨大な悪があることは、たぶんみんながそう思っているし、記者たちもそれは匂わせているけど、暴けない。(2022年2月 記)

2025年7月13日日曜日

ホリディ書店さんへ  琉球処分 「沖縄問題」の原点

  金曜日は元の職場で仕事。いい機会だったので、共通の友人を持つというホリディ書店さんへ行ってきました。可愛らしい本屋さんでした。選書のセンスが素敵です。雑貨もいいです。そして、共通の友人が誰だったのか、わかりました。繋げていただいて感謝です。




cafeコーナーもあります


 少しの時間お話しさせていただいて、いろんなことを教えていただきました。感謝です。


 夏には沖縄へ行く、という方も多いでしょう。そんな方には、この本はおすすめです。このことは今の沖縄にも繋がっています。

 琉球処分について、日本側の視点だけではなく、琉球王家が所蔵していた「尚家文書」を活用して琉球の視点からも詳述していく。

 琉球処分とは、日本が琉球王国を滅ぼし、植民地化する過程であった。清と日本に両属していたとはいえ、それは当時の東アジアでは特別なことではなく、琉球王国は日本や清とは異なる一つの国家であった。したがって、琉球処分は日本の国内問題ではなく、東アジアおよび西洋列強、ロシアをも巻き込んだ事象になっていった。
 日本がどれだけ過酷なことを強いたかが明らかになる。そして、琉球がどれだけそれに抵抗したか。結局、琉球は日本ではなかった。「琉球処分以後の沖縄は、大和人が沖縄人の上に立つ植民地となったからだ。(中略)大和人による沖縄人への差別や蔑視は根強く続くことになる」

 「日本の一部となったことによる影響は、今日も続いている。今日、普天間基地の移設問題について沖縄に「自己決定権」がないのは、突き詰めていえば(中略)琉球処分の結果と地続きなのだ」

 沖縄に「遊び」に行くなら、琉球処分について深く知ってから行ったほうがいい。そこは150年前には日本とは別の国だった場所である。(2025年7月 記)


2025年7月7日月曜日

繋がる 「食の共同体」

 僕の知り合いが広島の書店さんに「岡山に新しい古本屋を始める奴がいる」と紹介してくれたのが5月の初め。その書店さんから「岡山に新しい古本屋がオープンした」ということを聞かれた「本屋好き」様に遠くからお越しいただきました。中国地方の新しい本屋さんやとてもいい図書館、そこから繋がるユニークな人々の話を興味深く聞きました。楽しい時間でした。


 さて、今回の選挙では米、食糧安保も争点になっています。そこで、この本。

 戦前の米食、ナチスの食卓、有機農業等の歴史を紐ときます。未知のことにたくさん出会います。「食」もまた、為政者の統治の道具だったんだと知ります。そして今。注意深く観察した方が良さそうです。



2025年7月6日日曜日

ききつち さんへ 「「断熱」が日本を救う」

  午前中に同じ市内のとてもおいしいパン屋さんの「ききつち」さんへ。お気に入りです。その後、市立中央図書館に寄って借りていた本を返却して新しい本を借りて、彩菜茶屋の美作農園で採れたてのスイートコーンを購入。

 すでに盛夏ですね。この後もっと暑くなるのかと思うと、ちょっと憂鬱になります。温暖化を過ぎて地球沸騰化と言われるようになりました。二酸化炭素の排出を減らすためには、一人ひとりができることもたくさんあります。家の「断熱」もそうです。冬だけではなく、夏も断熱の家は省エネなんです。


 ずっと日本の家は「寒い」って思っていた。それは仕方のないことなんだと思っていた。

 でも、実際はそうではないことをこの本で知る。日本では最高レベルの断熱性能でも、ヨーロッパなどの先進国から見たら違法レベルに酷いものだと。寒いところに住んでいる世界中の人たちは、ずっと経済的に、ずっと暖かい家に住んでいるという現実。そして、そのことで日本の資産が数百兆円の規模で棄損していること。ただ単に、日本の為政者と産業界の怠慢、あるいは酷すぎる意思。

 僕たちは、もっと安く、もっと暖かく寒い冬を過ごすことができる。もっと安く、もっと涼しく暑い夏を過ごすことができるのだ。

 日本の現状と、個人でそのことを変えるノウハウがたくさん紹介されている。快適に過ごせるように、リフォームしよう・・・。個人の快適な生活を手に入れることが、地球沸騰化阻止へも繋がる。「断熱」しよう、という本。(2024年2月 記)


2025年7月5日土曜日

古物商プレートが届きました 「ベーシックサービス 「貯蓄ゼロでも不安ゼロ」の社会」

  古物商の許可証が届いてから申し込んでいた古物商プレートが届きました。


 参議院選挙が始まりました。どの政党も超短期的なばら撒き公約ばかりで、やれやれです。右から左まで、無責任政党しかないのでしょうか? 10年、20年、50年後にむけて社会、国をどうしていくのかという議論を聞きたいところです。

 死ぬまでお金の心配をしなくてすめば、1000兆を超える個人の金融資産の多くが吐き出されるのではないでしょうか? 企業の設備投資をしない、研究投資や人的投資をしない内部留保には高率の税金をかければいい。


 教育・医療・介護・障害者福祉をベーシックサービスとして無償化する。加えて、品位ある最低保障を実現して「貯蓄ゼロでも不安ゼロ」の社会を実現する。その理論と、実際の方法論を提供する。財源は消費税。16〜20%にすれば、ベーシックサービスを無償で提供できる社会が実現する。そうすると、将来の不安から解放され、将来のために貯蓄に回っていたお金が今を生きる、楽しむために使うことができるようになり、経済も活性化する。

 実際、北欧社会はそれを実現している。将来の不安、長生きするのがリスクの社会、チャレンジするのがリスクでしかない社会、息が詰まりそうな社会を変える処方箋。

 具体的な行動に移そう、というのが著者の提言。具体的な行動は簡単。政治を監視し、投票に行こう、ということ。(2024年10月 記)


2025年7月4日金曜日

Instagram始めました 「日本人拉致」

 今日は6日ぶりの営業でした。そして、インスタ開始しました。これまで個人的にもインスタは使ったことがなくて、どうすればいいか少し悩んでいました。まあ、とにかく始めてみることにしました。bookstabitokura で検索してみてください。ぜひ、フォローをお願いします。


 さて、帰国されてからもう23年も経過したという事実に驚愕しました。岩波新書の新刊です。


 帯を見て、「帰国されてもう23年も経ったのか」というのが衝撃でした。拉致されて北朝鮮での24年に匹敵する長さです。その間、帰国した5人以外の拉致被害者の奪還について日本政府はその言葉とは裏腹に無為無策でした。

 その24年間の北朝鮮での生活、北朝鮮のスパイ組織の人間との関係、マインドコントロール、やらされた仕事・・・それらを軸に、北朝鮮の「明確な国家戦略があっての拉致作戦ではなかった」ことを明らかにし、その出鱈目さを指摘します。そして、北朝鮮のいう「8人死亡」は捏造だと一人一人について明らかにします。

 なぜ5人は帰国できて、8人は「死亡」とされたのか。著者は「日本政府との面会の際に、北朝鮮側の描いた筋書き通りに話してくれないと思われる人たちは、「生存者」リストから外された可能性が高い」「常に日本に帰りたいというつよう思いを持っていると判断される拉致被害者、なかでも家族がおらず、発言を強要するための人質がいない拉致被害者は、日本側と会わせないために、生存者リストに入れなかったと考える」と書きます。

 北朝鮮が出した8人の死因は著者が書く通り出鱈目でしょう。ただ、生存者リストに入らなかった理由はあくまでも推測に過ぎません。通読しても、そこが強化されることはありません。だからこそ、その救出が急がれる、ということだと思います。

 拉致被害者本人しか書けない、北朝鮮での24年。貴重な証言です。(2025年7月 記)