2026年3月30日月曜日

Free Books 少し充実しました 「旅行人 2005年冬号 イエメン」

  昨日のことです。前日お越しのお客様が、「Free Books に出して」と蔵書をお持ちされました。


 少しずつ出していこうと思います。お店の前に出していますので、ご自由にお持ちください。


 中東の戦争は拡大しそうです。イエメンのフーシ派も参戦しました。フーシ派は2004年からイエメン軍との内戦に突入していきます。それ以前、イエメンは旅行者にとても魅力的な国でした。幸福のアラビアと呼ばれていた頃。



2026年3月28日土曜日

さようなら つげ義春 「無能の人・日の戯れ」

  「今日は開いてた」という言葉と共にお客様。週末しか営業していない古本屋 Books tabito 蔵 には、もしかしたら営業していない平日にお越しのお客様がいらっしゃったことがあるのかもしれません。

 さて、今日のニュースにつげ義春さんの訃報がありました。

お店には2冊在庫があります

 漫画はもちろんですが、僕はエッセイが好きでした。一番のお気に入りは「貧困旅行記」。あれはどこだっただろう、最初にその本を手にしたのは広島のどこか、古民家Cafeだったと思います。読み始めたらやめられなくて・・・・。



 

2026年3月23日月曜日

店主の 〇〇年に読んだ「極私的」ベスト10

  天気はいいけど、なかなかご来店のない日々。かつて書いた「店主の 〇〇年に読んだ「極私的」ベスト10」を少しずつnoteにアップしています。ブログのサービスも10年単位で振り返るとサービスが中止されていたりして、今では見返すことができなくなったサイトもいくつもあります。そんな、今では見ることの出来なくなったサイトにアップしていたものの引っ越しです。


 ただ、10年以上も前のベスト10はちょっと恥ずかしいものもあります。どうしてこの本がベスト・・・今から振り返ればそう思う本もありますが、当時はそう思ったのでしょう。

 現在、2009年以降の分をアップしました。あと10年分くらいあるので、少し恥ずかしいのですがボチボチとアップしていきます。

2026年3月21日土曜日

旅行人の蔵前仁一さんがご来店 サイン本出しています

 19日(木)のお昼でした。Facebookから「至急 ショートメールか電話しろ」みたいな連絡が来ました。何事だ、と思いメッセンジャーを見ると、なんと蔵前さんからの「昼過ぎから夕方にそちらの近くを通ります。もしよかったら伺いたいのですが、今日のご都合はいかがですか?」というメッセージが午前中に入っていました。もちろん、都合が悪いはずがありません。急遽、臨時営業します! ということにして、お迎えいたしました。

サインいただきました

 蔵前さんと小川京子さんにお越しいただきました。新しい本の取材も兼ねて旅行中、とのことでした。新しい本、楽しみでしかありません。
 この新しい本のことや、棚をご覧いただいて少し話をしました。店主にとっては最大のアイドルであり、舞い上がっていました。夢のような時間でした。


サイン本です。お店に出しています。Online shopにも出しました


 Books tabito 蔵には「旅行人」の本、雑誌「旅行人」、蔵前さんの本、揃っています。これらを読んで、旅に出よう!



2026年3月16日月曜日

「周南本屋通り」に申し込みしました

 「広島本屋通り 」が今年は場所を変えて「周南本屋通り」として開催するので、出展しませんか? というメールをいただいてから少し時間が経ったのですが、申し込みをしました。とても遠くて交通費がずいぶんかかりそうだし、宿泊も3日必要な感じだし、Books tabito 蔵 にとっては出店料も安くないし、ということで悩んだのですが、面白そう!が勝りました。


 5月30日(土)〜31日(日)の開催です。岡山表町ブックストリート以来の出店になります。今回は一箱古本屋よりも規模が大きくなりそうなので、しっかりと準備していこうと思います。楽しみです。


2026年3月15日日曜日

WBCは残念でした 「混迷の国ベネズエラ潜入記」

  今日はPCでWBC 日本vsベネズエラを見ながらの営業でした。ベネズエラは強かった! 今日は残念な結果になりましたが、今年のWBCも楽しませていただきました。そういえば、前回のWBC決勝戦はシドニーのサーキュラキーにあるユースのルーフでやっぱりPCで見ていたことを思い出しました。あの時も興奮しました。

 中東で始まった戦争によって、今年初めにアメリカに侵略されたベネズエラについての報道はなくなってしまいました。いま、どうなっているのでしょうか?

 この本は、アメリカに侵略される前のベネズエラに潜入した話です。


 北澤豊雄は快著「ダリエン地峡決死行」の著者。コロンビアの日本料理屋「侍や」を拠点に中南米を旅するライターが破綻国家と噂されるベネズエラに2019年に3度「潜入する」。潜入すると言っても、不法入国するわけではない。スポーツ記者と偽ったり、単なる旅行者と偽ったり・・・まあ、そんな感じで入国し、取材する。
 世界一の埋蔵量を誇る石油で豊かな社会経済を作っていたベネズエラだが、どこでどうしたのか・・今や最低賃金が月額400円(時給ではない、月収!)の国になってしまっている。そして、報道で伝えられる悲惨な状況。
 その本当を見たいと思った著者はいろんな手段を使って使って「潜入」する。何しろ「ベネズエラに行くコロンビア人の商人、十人中六人が帰ってこない」と言われるくらいに危険らしい国なのである。しかし、実際に著者が見た街には貧者が溢れているわけでもなく、まして死体が転がっているわけではない。
 しかし、やっぱり強盗に会うし、騙されるし、警察に拘束されるし、賄賂を要求される。命の危険はいつもそこにある、という感じ。ベネズエラでたくましく生きる人々のこと、破綻しかけた国の警察などの腐敗、月収400円の経済の仕組み・・ドキドキが止まらない潜入記。
 21世紀のこの地球のことである。(2021年4月 記)

2026年3月14日土曜日

Books tabito 蔵 の集落は約10戸 「ポルトガル限界集落日記」

  中東での戦争は終わりません。トランプ大統領は何も考えていない、でまかせの話しかしていないことがはっきりしました。世界の80億がどうしてこんな人物に振り回されなければならないのでしょうか? 

 戦争とは無縁のようなここ美作市の里山。約10戸の集落にBooks tabito 蔵  はあります。今日も全く平和な一日でしたが、昨日ガソリンを入れたらレギューガソリンは190円になっていました。戦争の影がちらついています。

 ポルトガルの限界集落だって同じようになっているかもしれません。

 ドイツ人の連れ合いと共に、ドイツの大都市ベルリンから移住したポルトガルの人口10人の限界集落の山向かい「ポツンと一軒家」でのスローライフ。広すぎる敷地には、代々の持ち主が手入れしてきた葡萄畑とオリーブ畑があり、狐やイノシシや鹿が訪問してくる。可愛い猫もやってくる。

 小さな村ではワインやオリーブオイルを共同で収穫し、そして制作する。人口が10倍以上になる村祭りが催され、大晦日には盛大な焚き火を囲んでひっそりと飲み食いをする。


 「昼食に、ワインは欠かせないお供だ。午後からの勤務があろうが、近隣の山畑から軽トラックを運転してきていようが関係ない。もしかしたら彼らにとってワインは酒ではないのかもしれない。とにかくみんな、なみなみとワインの入ったカラフェとともに悠然と食事を楽しんでいる。」という昼食には「最低でも一時間、大抵は二時間ほどゆっくりたっぷり食べる」という生活が羨ましい。

 平均的なドイツ人の収入の半分しかなく、物価は低いけど半分なんてことはなく社会保障負担も大きいポルトガルだけど、物質的にも精神的にも決して貧しくないどころか、そこにとても豊かな暮らしを見出します。

 人生の後半には、こんな生活がいいよね、と思わせてくれる本です。

 2024年に10戸ほどしかない里山の集落に移住した僕は、その濃密な人間関係や生活が、ポルトガルの限界集落と驚くほど似ていることに気づきました。(2026年3月 記)


2026年3月9日月曜日

貧すれば鈍する 国立博物館・美術館に「稼げ」と!  「体験格差」

  今朝の朝日新聞の記事です。文化庁は、国立博物館・美術館にもっと稼げ、入場料を上げろ、外国人にはもっと払ってもらえ、と伝えたらしい。財務省は稼げない館は再編、撤退させる意向らしい。

 貧すれば鈍する、とはこのことでしょう。大英博物館は入場無料です。スミソニアン博物館群は入場料無料です。ルーブル美術館は18歳未満および26歳未満のEU居住者は無料です。日本の国立博物館は現状18歳以下は無料ですが、それ以上は1000円程度です。決して高くはありませんが、大学生から入場料を取る国は珍しいでしょう。博物館法は、社会教育法に加えて文化芸術基本法の精神にも基づくことを定めています。であれば、先進諸国同様に入場料無料にするからどんどん来てね、とすべきなんだと思います。子どもの「体験格差」も問題になっています。それこそ「国を強く豊か」にするのは、このような体験、学習でしょう。こういうのをケチってもしょうがないと思います。


 なんとなくそう思っていたけど・・・というのを調査を通じて可視化したのが重要。

 直近1年間での「体験ゼロ」の子どもたちが約15%いるという。学校外での習い事やスポーツ、家族旅行や地域の行事への参加が全くない子どもたちである。世帯年収が300万円以下の家庭では約30%にもなる。
 「体験」にはお金もそうだが、時間も必要になる。シングルマザーの家庭など、お金はなくとか工面できてもそのお金を稼ぐために時間は工面できない。送り迎えや当番がある「体験」には参加させることができないのだ。

 第2部では具体的な体験格差が報告される。

 なぜ「体験」が必要なのか。「体験」は「子どもたちにとっての想像力の幅、人間にとっての選択肢の幅」に大きな影響を与えるからであり、「今を生きる子どもたちにとっての楽しさや充実感の問題であり、将来の人生の広がりに関わるより長期的な問題でもある」からであると、著者は言う。

 本書には、体験は贅沢品か、と問いがある。
憲法第25条には、「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」とある。「文化的な最低限度の生活」の程度は時代によって変化していくだろう。子どもたちの一定の「体験」というのはそれに含まれていいのではないだろうか。結局は貧困の問題であろう。

 第3部では著者の提案と、実践が紹介されている。(2024年5月記)



 

2026年3月8日日曜日

Online shopへのアップ WBCに夢中になっています

  昨日は岡山ドームでの「ZINEスタジアム」へ(出店ではありません)。お店はお休みさせていただきまた。

 アメリカとイスラエルがイランを不法に攻撃して多くの市民が殺傷されているにもかかわらず、WBCが開幕してからはそのゲームに夢中になっている自分がいます。台湾戦ではやっぱり大谷はすごいなぁと半ば呆れ、韓国戦は手に汗握る展開での誠也の活躍に早くカープに戻ってきて! と思ったり。韓国戦はギリギリの緊張感に痺れました。スポーツ観戦の醍醐味です。

 開設したOnline shopにアップした「雑誌 旅行人」のバックナンバーがその日に何冊も買っていただいたので、今日はその続きで「雑誌 旅行人」のバックナンバーと少しの単行本をアップ。旅行人のバックナンバーはまだまだたくさん在庫があるのですが、ボチボチです。アップするのにそれなりの時間がかかっています。明日もまた、アップを進めます。買っていただけると嬉しいなぁ。

商品追加しているので、またご覧ください

 今晩は、オーストラリア戦。オーストラリアには十数回行っています。ちょっと、オーストラリアには頑張ってほしい、というか是非とも準々決勝に行って欲しいと思っています。今日はオーストラリアの応援かなぁ。

2026年3月2日月曜日

とりあえずOnline shopを開設してみました 「雑誌 旅行人 1995年9月号」

  この3日間は残念ながらお客様のご来店はありませんでした。メルカリに出品している商品の注文が少しだけでした。この10ヶ月間ほど、メルカリにアップして時々ご注文をいただいていましたが、値引きの要請や、心ないとしか思えないコメントがあったりとか、精神衛生的にはあまりよろしくないこともあったりして、独自のOnline shopを構えてみることにしました。

                                        Books tabito 蔵 のオンラインショップ

 店主のお気に入りで、ぜひ多くの方に手に取って欲しい旅、冒険、ノンフィクション分野の本をアップしていこうと思っています。まずは、雑誌「旅行人」のバックナンバーをボチボチアップします。30年くらい前の発行になりますが、そこにはいま読んでも、旅の楽しさ、大袈裟に言えば人生の喜びを感じることができる記事がたくさんあります。特に若い方に読んで欲しい、そして旅に出かけて欲しい、と心から思います。

 旅先で、たくさんの出会いをして欲しい。様々な文化、多様な価値観、生き方があることを知って欲しい。旅を過ごすことで、それらを受容するようになっていきます。そんな人々で地球を埋め尽くそう。そうすれば、戦争なんてなくなるはず・・・・。

 デザインなどまだ洗練されていません。とりあえず始めました、という感じです。少しずつアップデートしていきます。是非とも、よろしくお願いいたします。


 

2026年3月1日日曜日

3月のフェアは「戦争・紛争・内戦の前」です 「よく晴れた日にイランへ」

 3月のフェアは「戦争・紛争・内戦の前」です。イランで戦争が始まりました。また多くの人命が失われています。そして、人々が生活してきた街が破壊されています。


 21世紀になっても、戦争・紛争・内戦は止むことがありません。多くの街が破壊され、生活が破壊され、多くの人々が亡くなりました。ウクライナ、ガザ、イエメン、アフガニスタン、イラク、ミャンマー・・・そして、いまイランが破壊されつつあり、キューバも軍事的圧力に晒されています。破壊される前の、人々の生活を知る本を集めてみました。


 イランの人々はとても魅力的です。
蔵前仁一「よく晴れた日にイランへ」(旅行人)

 2014年のイラン。「旅で眠りたい」以来24年ぶりのイランは、当時よりずっと自由で、当時と同じように親切な人ばかりの国であった。「イランでは、ホスピタリティーのない街を探す方が大変なのだ」。街で、親切な人が次々と現れて、旅をサポートしてくれ。見返りを要求しない親切な人はどの国にもそれなりにいるけど、経験的に、東南アジアや南アジアではどちらかというと比較的少数派で、親切の後にお金を請求されるなんてことは結構あったりするけども、イランではそれがない。それは、例えば沢木耕太郎「深夜特急」でもそうである。
 イランはペルシャ人だけの国ではなく、たくさんの民族がくらしている多民族国家。僕の知らないクルド人の村や遊牧民のテント。隊商宿。シーア派の聖地。写真も素晴らしい。見たことのなかった村や風景。
 交通手段やホテル、食事のことも詳細で、いい旅行ガイドにもなっている。(2021年1月記)