3人とももう大学は卒業して、就職したり大学院に進学したり、それぞれの場所で活躍しています。彼らと話をするたびに、僕はいつも「負けちゃいられない。頑張ろう」って気になります。3人がこれからどんな人生を歩んでいくのか、楽しみです。
2020年3月、コロナがじわじわと広がっていた頃に講座を受けていた学生たちとシドニーツアー行きました。出国する時にはまだ切羽詰まった感はなかったし、シドニーでもスーパーの棚からトイレットペーパーが消える、なんてことはあったけど普通に市民は暮らしていました。わずか1週間くらいの滞在でしたが、帰国するころには普通ではなくなりかけていました。実際、あと1週間遅ければ、帰国できないというタイミングでした。僕らは帰国できたのですが、コロナ禍に留学先で帰国できなくなった学生たともいました。
北野真帆 / 内藤直樹「コロナ禍を生きる大学生」昭和堂 ISBN:978-4812221259
パンデミックが始まった2020年2月に世界中の留学先にいた学生・院生。十分には言葉の通じない国で、情報が錯綜、次々に更新されてく中で、残るのか、帰国するのか、悩み、決断する過程。今の自分のこと、少し先と未来の自分のこと、家族と故郷の安全のこと、迫られる自己責任、様々な葛藤の中で皆自分で結論を出していく。そして、行動。スゴイ臨場感。スゴイ決断。 あの時、多分数十万の留学生がいたはず。その一人ひとりが、未知の、経験したことない状況の中で、「決断」をして「行動」をした。彼ら、彼女らはもうどこででも生きていけるだろう。そのことはもっと語られるべき体験で、共有されるべきものだろう。企画した学生、北野さんが素晴らしい。 スウェーデンに留学てしていて、帰国しない決断をした濱岡さんの言葉。長いけど、素晴らしいので引用。 「前例のない事態が発生したとき、これまで適用されてきたルールや方法が本来の機能や役割を果たさなくなってしまうことがある。今後も世界は急速な変化を続けるだろうし、大なり小なりの「前例のない非常事態」を、誰しもが経験することになるだろう。そのような場合においては、前例や周りの人が言うことを唯々諾々と従うことがただ一つの道ではないということを強調しておきたい。誰にも正解がわからないような状況においては、その外部にも前例やルールの中にもない一筋の光が、その混沌の中にいるものにこそ見えているかもしれないからである。」 それにしても、たった数ヶ月の留学でも、彼女ら(執筆者は全員女性)は、素晴らしい「学び」「体験」をしていたことがわかる。留学先大学での新しい友人、寮やホームステイ先での人間関係、地域社会との関わり、行った先は異なるが留学生同士のネットワーク、語学、研究の成果・・・・。感動する。(2022年6月記)
素敵なお花をありがとう!


0 件のコメント:
コメントを投稿