朝から、雨が降ったり止んだり。午後からは、本格的に雨。こんな日はもちろん「開墾」はできない。薪ストーブに火を入れて、一日中読書。
晴耕雨読・・・・・こんな日々に憧れていた。
先日届いた本を一気読み。
角幡唯介「地図なき山」新潮社 ISBN:978-4-10-350232-6
地図上にはもはや空白がなくなってしまった現在、新しい冒険、探検はどこにあるのか? かつて「空白の5マイル」でチベットのツアンポー峡谷の空白を埋めてしまった著者の答えは、地図を持たない「登山」だった。著者にとって未知の山域である日高山脈を地図なしで漂泊した4回、都合49日の記録。
チベットの峡谷や極北、辺境の冒険家である著者にして、2000メートル程度の日本の山域が地図がないだけで冒険のフィールドになってしまう。「人が生きるには未来予期が必要だ。未来予期こそ人間の第一の存在基盤である」のに、地図がないだけでその滝の向こうに何が広がっているかわからない状況は存在基盤が脅かされる怖れを抱くには十分だった。
特に最初の漂泊は、著者のツアンポー峡谷の探検を彷彿とさせるものでその「怖れ」を共有するものとなった。

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