2024年11月30日土曜日

東広島のホテル グリーンホテル・モーリス 「ベイルート961時間(とそれに伴う321皿の料理)」

  昨晩は東広島「グリーンホテル・モーリス」泊。大阪から東広島へ引っ越すとき、まだ住処がないときに1回だけ泊まったことがあったけど、それは十数年前。

 取引先の方など、モーリスはいいよ、という話はよく聞いていた。最上階の大浴場はチェックインからチェックアウト時までいつでも入浴できるし、ビジネスホテルとしては広い客室だし、朝食バイキングのメニューの多さには目を見張るものがあるし、ホスピタリティもいい。東広島ではお勧めです。


 イスラエルとヒズボラ、レバノン停戦。かつてレバノンの首都ベイルートは中東のパリと呼ばれる美しい都市だった。これは、最近読んだ本。

関口涼子「ベイルート961時間」講談社 ISBN:978-4065260777

 今でもベイルートは素敵な都市。フランス語と日本語で創作を行う著者によって、市民の生き生きとした生活が描かれる。こんな都市をこれ以上破壊してはいけない。


2024年11月29日金曜日

久しぶりに大学へ 「講演集 大学の自治とは」

  第4タームの始まりということで、今日はリモートではなく久しぶりに大学へ。教科書センター。通勤時間は3時間半。

 たまたま大学で大変お世話になった先生による「大学の自治、学生の自治」講演会が18時過ぎからあったので聴講させていただく。


 そう言えば、広大生協は1979年、僕が大学に入学するもっとずっと前に羽仁五郎による「大学の自治とは」と題した講演会を実施していた。その講演集がこれ。


 久しぶりに読み返してみたけど、大学の自治についてはほとんど語っていない。それに、「予言」も外れてしまっている。まあ、本質的なことではないけど。

 学生の頃、羽仁五郎の本はずいぶん読んだ。「ミケルアンジェロ」と「都市の論理」は特に影響を受けた、といっていいんだろうか。これらの本のおかげで、僕は大学4年の時にフィレンツェへ行くことになる。その後、ヨーロッパを旅行して、それで今の僕がある。そんな感じ。




2024年11月28日木曜日

市立図書館へ 数十年ぶりに図書カードを作る 「華氏451度」

  美作市立図書館へ。公共図書館のカードを作るのは、50年振りくらい。小学校の時は、学校の図書室にある面白そうな本はだいたい読んでしまって高学年になってからは7〜8キロくらいは離れていたんだろうか、市立図書館へ自転車でよく通った。中学の時も行っていたかなぁ。当時は年に100冊以上は読んでいたと思う。高校になってからからは、図書館は縁遠い場所になってしまったし、大学生になってからは基本的に読みたい本は買うようになった。

 各地の面白そうな図書館は時々見に行っているけど--先日も武雄市立図書館に行ってきた--、貸出カードを作るのは小学生以来。こじんまりとした図書館だけど、早速3冊借りて帰りました。


 図書館に行って、そう言えばこんな本があったと。

レイ・ブラッドベリ「華氏451度」ハヤカワ文庫 ISBN:978-4150119553

 「1984年」とともに全体主義のディストピアを描く傑作SF。本は有害な情報を市民にもたらすものとして所有が禁止され、本を見つけたら燃やす社会。権力者は真実を恐れる。本のない社会は、記録や記憶がない社会。真実から遠ざかる社会。
 今日の日本でも特定の本を図書館から遠ざけようとする「権力者」がいる。





2024年11月27日水曜日

書店の棚を考える 「本のある空間採取」

  今朝もまず薪ストーブの火入れ。昨日の雨のおかげで、今日も庭作業は出来はできない。


 終日、書店の棚を考える。イメージはあるんだけど、実際にどんな部材を使って、どんな作業になるんだろう? を考える。費用はどのくらいかかるのか? 壁一面を高さ2mくらいの棚にしたいと思っている。幅は約5m。80cm幅で6本分。webで調べて、YouTubeを見て、そして下記の本でイメージを膨らませる。 

政木哲也「本のある空間採取」学芸出版社 ISBN:978-4761528614

 気持ちいい空間を作っている各地の独立書店。小さくて、居心地の良い空間。「正確」なイラストでまるでそこを回遊しているような気分にさせてくれる。多分そこに並んでいる本も、すごく魅力的なんだろうなぁ、思わせる。

 妹尾河童の「覗いた・・・」シリーズを思い出してしまった(古い!)。とてもリアルで、まるでそこにいるみたいなイラスト。全部行ってみたい!


2024年11月26日火曜日

晴耕雨読 「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」

  朝から、雨。

 津山の家具店へ和室の座卓を探しに行くが、納得できるものが見つからず。昼食を食べて、スーパーとホームセンターで買い物して帰宅。


 どんな本屋さんにしようか、まだ思案中。こんな本屋さんはとても素敵ですね。

ファン・ボルム「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」集英社 ISBN:978-4087735246

 本屋大賞 翻訳小説部門第1位。まるでその本屋さんがそこに存在しているうな小説。登場人物も皆、実在するかのよう。そして、読書論と人生論。

 ソウル市内のヒュナム洞に開店したその書店は、店主のヨンジュと、そこに居場所を求めて集まってくる人々とともにその地に根ざしていく。いろんな悩みや背景を持ったそこに集う人たちはその関係性の中で、答えを見つけていく。街にはこんな本屋さんが多分必要なんだと思う。

 本当にあればいいのに。

 「本は、なんというか、記憶に残るものではなくて、体に残るものだとよく思うんです。あるいは、記憶を超えたところにある記憶に残るのかもしれません。記憶に残っていないある文章が、ある物語が、選択の岐路に立った自分を後押ししてくれている気がするんです。何かを選択するとき、その根底にはたいてい自分がそれまで読んだ本があるということです。それらの本を全部覚えているわけではありません。でも私に影響を与えているんです。だから、記憶に執着しすぎる必要はないんじゃないでしょうか。」

 「ええ、幸せはそう遠くにあるんじゃない、ってことが言いたかったんです。幸せは、遠い過去とか、遠い未来にあるわけじゃなかったんです。すぐ目の前にあったんです。その日のビールのように」


2024年11月25日月曜日

なんちゃってファーマーはまず開墾から 「わら一本の革命」

  今朝も寒い。まずは薪ストーブの火入れ。

 そして、今日は快晴。明日からは雨の予報なので、今日中に「開墾」を進めることに。

https://ameblo.jp/midnight522express/entry-12876329899.html


 不耕起栽培というのにとても関心がある。不耕起栽培といってもまさか石だらけの土地で・・ということではないと思う。

福岡正信「わら一本の革命」春秋社 

 朝日新聞Globeでアメリカの不耕起農法を特集していたのを見て、そのルーツが著者の「わら一本の革命」にあることを知った。
 この本では、まるで自然農法=不耕起栽培が突然天からの著者に降ってきた思想で、実際にそれを実行してそれまでと同等、またはそれ以上の収穫をするのだが、少し「哲学・思想」に傾倒すぎ。初版が出た1975年頃ならともかく、いや当時もそうだろうけど、非科学的な記述が多すぎるのはきになるところではある。しかし、それを補って余りある自然農法の具体的方法とその成果。具体的と言ってもコメ、麦についてのみ。

 そういえば「奇跡のリンゴ」の著者もこの本に影響されたのだった。


2024年11月24日日曜日

勝央町スイーツまつり&マルシェ 「ベーシックサービス 「貯蓄ゼロでも不安ゼロ」の社会」

  今日は勝央町のファーマーズ・マーケット ノースビレッジの「勝央町スイーツまつり&マルシェ」へ。美作地方では有名どころのケーキ屋さん2軒のケーキやパイをget。割と近くの少し気になっているCafeのフードカーがあったのでハンバーガーとローストビーフのサンドイッチ。家族連れがとても多くて、賑わっていました。




 現在の生活の厳しさは物価の上昇に収入増が追い付いていないということで、だから収入を増やすというのは必要だと思う。ただ、それは103万円の壁問題ではないし、そもそも103万円の壁というのはないというのが、正しい。あるのは、社会保険の壁。106万円と130万円の壁。これは本当に壁になっていてこれで就業時間を制限している方は多い。それは小さな組織だけど長い間経営に関わってきて実感している。

 いろんな「壁」について提起されたのはよかった。せっかくだから、税と社会保障について根本から議論して、新しい仕組みを作って行ってはどうだろうか? 


 誰もが、死ぬまでお金のことを心配しなくて済む社会になれば、財産を溜め込んでいる高齢者は消費に励むだろうし、現役世代も将来の心配をしなくて済む。今の収入を全部消費することができる。103万円の壁を無くして7〜8兆円の税収を失うより、将来への心配事をなくすことのほうが、ずっといい景気対策にもなるはずである。低所得世帯には給付(下記「品位ある最低保証)がいい。

井出英策「ベーシックサービス」小学館新書 ISBN:978-4098254705

 教育・医療・介護・障害者福祉をベーシックサービスとして無償化する。加えて、品位ある最低保障を実現して「貯蓄ゼロでも不安ゼロ」の社会を実現する。その理論と、実際の方法論を提供する。財源は消費税。16〜20%にすれば、ベーシックサービスを無償で提供できる社会が実現する。そうすると、将来の不安から解放され、将来のために貯蓄に回っていたお金が今を生きる、楽しむために使うことができるようになり、経済も活性化する。

 実際、北欧社会はそれを実現している。将来の不安、長生きするのがリスクの社会、チャレンジするのがリスクでしかない社会、息が詰まりそうな社会を変える処方箋。

 具体的な行動に移そう、というのが著者の提言。具体的な行動は簡単。政治を監視し、投票に行こう、ということ。





 


2024年11月23日土曜日

晴耕雨読 「地図なき山 日高山脈49日漂泊行」

  朝から、雨が降ったり止んだり。午後からは、本格的に雨。こんな日はもちろん「開墾」はできない。薪ストーブに火を入れて、一日中読書。

 晴耕雨読・・・・・こんな日々に憧れていた。

 先日届いた本を一気読み。


角幡唯介「地図なき山」新潮社 ISBN:978-4-10-350232-6

 地図上にはもはや空白がなくなってしまった現在、新しい冒険、探検はどこにあるのか?  かつて「空白の5マイル」でチベットのツアンポー峡谷の空白を埋めてしまった著者の答えは、地図を持たない「登山」だった。著者にとって未知の山域である日高山脈を地図なしで漂泊した4回、都合49日の記録。

 チベットの峡谷や極北、辺境の冒険家である著者にして、2000メートル程度の日本の山域が地図がないだけで冒険のフィールドになってしまう。「人が生きるには未来予期が必要だ。未来予期こそ人間の第一の存在基盤である」のに、地図がないだけでその滝の向こうに何が広がっているかわからない状況は存在基盤が脅かされる怖れを抱くには十分だった。

 特に最初の漂泊は、著者のツアンポー峡谷の探検を彷彿とさせるものでその「怖れ」を共有するものとなった。


2024年11月22日金曜日

来春のジャガイモのために開墾 「植物はすごい」

  急に寒くなった。朝起きるとリビングは13℃で、3日ぶりに薪ストーブを炊く。1時間ほどで20℃位になる。暖かい。

 今日は、蔵の横の「空き地」を開墾。このスペースを「なんちゃってファーマーの畑」にすべく、ぼちぼちやっている。何しろ小石と植物の地下茎がすごい。植物の勢いがない今がチャンスと、1月末までには何とかしたいところ。ただ、1日3時間程度の作業が限界。腰が悲鳴を上げます。

現在進行形。ここまでで10時間くらいはかかっている

 とんでもない量の彼岸花があります。庭中にあります。花が咲くまでは全くわからなかったのだけど、ある時一気に花が咲きました。そして、花は落ちて茎だけが残っています。掘り返すと、球根がすごい。
彼岸花の球根



田中修「植物はすごい」中公新書 ISBN978-4-12-102174-8

  今読み進めているこの本によると、彼岸花の球根には毒があると。お墓や田畑の畔に多く咲くのは、先人たちが土葬の遺体から動物を遠ざけるために、モグラやネズミが畦を壊すのを防ぐために植えたのだそうです。そして、その球根は水にさらして毒を抜けば食べられるのだそうです。稲が不作の時、飢餓から逃れるためにその球根を食べていたのだそうです。

 植物は動物のように動くことこそできないけど、生き残りをかけた戦略は動物と変わらないくらい、あるいはそれ以上にすごい。植物のすごい! が詰まった本です。

2024年11月21日木曜日

閑谷学校の紅葉を楽しむ 「日本の歴史を読み直す」

  今日は閑谷学校へ → こちら


 昨日はフランス史を知らないなぁ、てことだったけど、日本史も岡山史も知らないことにも愕然。200〜300年前の日本語も全く読めない。


 以前、衝撃を受けた日本史の本がこれ。

網野善彦「日本の歴史をよみなおす」ちくま学芸文庫

 常識は疑われなければならないし、学び続けなければならないということを改めて知らしめる一冊。例えば、中世・近世の日本が決して農業社会ではなかったということ。人口の90%が「百姓」であったが、「百姓」=「農民」というのは近代が解釈した間違いであったということ。もともと「百姓」は百の姓、つまり市井の一般の人々をさす言葉だった。漁民も森民も商人も工人もすべて「百姓」であった。そういうことが、ここ数十年の研究でわかってきた。そんなことがいくつもいくつもあって、こんなに鱗があるのかと思うほど、目から鱗が落ちた。
新しい研究の成果を長い間知らずに、かつて学校で学んだことをそのまま真実だと信じて生きてきたここ数十年。すでに真実ではなくなったことをあたかも真実であるように話、発言をしてきたんだうろなーと思うと恥ずかしい。もっと早く読んでおくべきだった。


2024年11月20日水曜日

鳥取 砂の美術館に行ってきました 「フランス革命と祭り」

  せっかく退職したので、Myルールとして基本的に土・日は古本屋さんの準備やなんちゃってファーマーのお仕事をして、水・木を休もう=遊びに行こうと決めています。ウィークエンドの観光地、観光地ではなくてもとても混んでいるし、宿泊を伴う旅行の場合、週末の宿泊費はとんでもないことになっているし、そもそも予約できるかどうかも怪しい。仕事を辞めたのだから、平日に、比較的人が少ない時に遊びに行こうってことです。

 作州街道を東へ大原まで。大原から鳥取道、鳥取ICで降りて賀露まではすぐ。自宅から1時間程度で「鳥取港海鮮市場 かろいち」。11月6日に解禁になった松葉蟹を実家に送って、「賀露港  市場食堂」で刺身定食。



 「かろいち」から15分程度で鳥取砂丘。20年くらい前、都合8年間鳥取市に住んでいたけど、その頃にはなかった「砂の美術館」へ。よかった! 思っていた以上に、面白かった。

「砂で世界旅行・フランス編」という企画で、これが第15期展示ということだった。第1期のイタリア・ルネサンスからアジア編、アフリカ編などシリーズでやっている企画。






 20人の作家による18の作品。絶対王政の頃からフランス革命を経て現在までの歴史的、象徴的建造物や人物、歴史的場面を切り取った作品にはそれぞれ説明があり、フランスの歴史を追うことができる。ただ、僕のフランス史の知識はとても貧困だということに改めて気付かされてしまった。

 そこで引っ張り出したのが、この本。
立川孝一「フランス革命と祭り」筑摩書房

 大学の書籍部で働き始めて数年経った頃、その大学の教員だった著者。メジャーな出版社からこんな一般書(教養書)を出すようになると、多くの場合もっと有名な大学へ移籍するようになるのだが、立川先生もそうだった。教科書としてずいぶん売った記憶があります。そして、面白そうだったので、自分でも読んでみようと・・・・。再読しようと思う。




2024年11月19日火曜日

ブログのタイトル変更しました まだ始まっていない古本屋「Books tabito 蔵」の店主(予定)の日々の生活を綴ります

  今(2024年11月)、岡山県美作市の古民家で古本屋さんの準備をしています。早々に屋号は決めたものの・・・・・来年春までにはOPENさせたいなぁと、ゆっくりゆっくり準備しています。

 一応、公式(?)サイトも作っています。


 24年3月で定年退職、9月までは嘱託職員として働いていましたが、それも終了しました。10月にこの地へ引っ越しして、本屋さんになる蔵のDIYや、石ころと雑草だらけの庭を小さな畑に改良すべく、ぼちぼちとやっています。

 

 準備をするにあたって今参照しているのが、この本です。

マンガ&図解 知識ゼロからの個人事業の始め方」ナツメ社 ISBN978-4-8163-7553-8

 本屋の経験は40年くらいあるのですが、そして会社の経営にもそれなりに関わってきましたが、個人事業をやるのは初めてで、決算書や資金繰りどうするの? なんて話はOKなんだけど、税務関係やその他お役所への手続き関係などは自分ではやっていなかったので、参考にしている。それでもわからないことは、お役所に直接行った方が早いかな。