なんだかんだで、オープンして1年経ちました。次の営業日から2年目に突入します。色々あった1年でしたが・・・・なんて書きたいのですが、基本的に何もない、時々お客様にお越しいただき、時々ネットでご注文いただく、穏やかな日々でした。これからもこんな感じで続けていくのだと思います。
この古本屋をやる動機みたいなものをホームページに書いています。「「人生を豊かにするのは、人、本、旅」だと言われています。そして、旅と本とこれまで出会った様々な人たちのおかげで今の僕はあります。そのことを実感しています。この古本屋さんで、本の中にある人・本・旅と、それぞれに出会っていただく機会となれば、そしてそれが実際の旅の動機になれば、こんな嬉しいことはありません。」というのに相応しい本に、ちょうど一周年というタイミングで出会いました。
2010年、日本で生きづらい思いをしていた著者は自衛隊を辞めて、世界一周の旅に出ます。2回の放浪を経て、福岡県八女市の限界集落の古民家でゲストハウスを開業。開業すると、世界中の友達がやってきて、国内からは移住者もやってきて地方創生のヒーローになってしまう話。
著者はこう書きます。「ワーホリっていうのは自由度はかなり高く、外国語を習得しながら世界中に友達を作りつつ働いて貯金できるというすごいシステムだ(中略)。できれば今の日本人の若者みんな、特に旅立ったころの僕と同じようにほとんど日本を出た国のないような人たちにはぜひともやってほしいチャレンジでもある。全く違う文化、考え方をする人たちに触れてほしい、そしてたくさんのカルチャーショックを経験してほしい。」
著者は最初にカナダでワーホリをして英語を習得します。中南米では英語が通じないことを知り、グアテマラでスペイン語留学をします。こうやって旅の「ツール」を手に入れると、そのあとはヒッチハイク、カウチサーフィン、そして旅で知り合った友人宅へ。少ないコストで、行きたいところへは全部行った、やりたいことは全部した著者は、日本に戻り、山奥の集落でゲストハウスを開業します。
彼の海外放浪がすごい! 誰にもはできないと思ってしまうけど、本当は多分本気でその気になればできることなんだと思わせてくれる。ウルグアイのムヒカ大統領にだって会ってしまう。
本気で頑張ってみよう、という気分にさせてくれる書。(2026年4月 記)

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