昨日、高野秀行さんのZINEが入荷したこと、Online shopにアップしたことを書いたのですが、早速ご注文いただきました。ありがとうございました。今日はそのほかにもご注文をいただいて、明日郵便局へ持っています。
大西洋を航海中のクルーズ船でハンタウイルスの感染拡大が報じられています。クルーズ船における、多くの人にとって「未知」のウイルスの感染ということで、ほんの少し前のダイヤモンド・プリンセス号のことを思い出しました。2020年の1月〜3月頃は本当にひどい状況でした。今回、日本の方が1名乗船されていて、カナリア諸島で下船して帰国されると報道されています。無事に、静かにご帰国されることをお祈りします。
SNSではおそらくまた、エビデンスのない情報が氾濫するんでしょう。恐ろしいです。2020年の新型コロナの教訓が生かされることを願うばかりですが、さてどうなるでしょうか?
岡田晴恵「秘闘」(新潮社)
著者はコロナの女王と言われ、新型コロナ感染拡大の極初期からテレビに出ずっぱりで解説していた、国立感染症研究所の元研究員で、現白鵬大教授。感染免疫学、公衆衛生学の専門家。
サイエンスに基づいた専門家としての発言は全くぶれず、それが研究者としての自らの「使命」に基づくものであったことがわかる。研究者、科学者とは、こうあるべきということを貫いていく強さに感動する。
一方、分科会の尾身氏や岡部氏を、公よりも私を優先したと断罪する。政権に取り入って、重要な、権威であることの魅力に取り憑かれたのだろう。そもそも最初から間違っていたと指弾する。「最初に新感染症としなかった」判断が、この2年間のコロナとの戦いに敗北し続けた要因であると指摘する。
そもそも尾身氏も岡部氏も呼吸器系感染症の専門家ではないのに、なぜ国民の命を預かるような要職に就いたのか、就けたのか、その経緯はこの著書ではわからない。しかし、著者は専門家のふりをした科学者の、サイエンスに基づかない発言や政策に、自らの身を削りながら、対峙していくのであった。まさに「秘闘」だった。(2022年1月 記)


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