土日は生物学オリンピックの関係で出勤。やれやれなんだけど、今日はおかげで科学界のインディージョーンズ、長沼先生の講演を聞くことができた。サイエンスカフェ、ホール係をやっている役得。無茶苦茶面白い話。こんな話を聞いたら、高校生の選手たちはみんな長沼先生の研究室を目指して広大を受験することになるんだろうな、きっと。
海底火山の近くに生息するチューブワームは、動物とも植物とも違う新しい生物のカテゴリーになるのではないか、まだそのカテゴリーには名前もついていないけど。細胞の中の細菌と共生している動物はいないし、何も食べずに、でも海底火山の近くで植物のように細胞内の細菌を使って栄養素を作っている、植物のような動物。
木星の衛星エウロバは地球の月と同じくらいの衛星だけど、水は地球よりもたくさんある。ただし、氷として。そして、数キロの厚さの氷の下には、50Kmくらいの厚さで液体の水がある。そして、海底火山がある、ということまでわかっている。こればチュープワームの住む環境と同じ。
先頃、ロシアのチームが南極で氷に4000mの穴をあけた。地球の13%の重力しかないエウロバでは50Kmの深海でも気圧は650気圧くらい。そして、スペースシャトルの格納スペースに日本の誇る潜水船「深海6500」がちょうどすっぽりと収まる。
つまり、スペースシャトルの最後の打ち上げで、宇宙ステーションまで深海6500を運んで、そこからエウロバに向けて深海6500を発射する。氷に穴をあけて、深海6500がエウロパの海底火山付近を探索すると・・・・・。初めて地球外で生物が発見される・・・・。10年準備して、十数年のうちにはエウロバに深海6500が着陸しているというのは、SFではなく、科学とテクノロジーの話であり、君たちはそんな時代に生きているのだ、というような話であった。
いやー、面白かった。
http://webmagazine.gentosha.co.jp/naganumatakeshi/vol280.html
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