2025年4月12日土曜日

教科書販売の日々 40年間変わらない物流

  先週の木曜日に広島へ行って、昨日の夜に帰ってきました。昨年のシドニー以来のホテル8連泊、そして買ったばかりの中古軽トラで往復500kmのドライブ。大学では教科書の販売で土日休みなく、お店の中を毎日15,000歩以上歩くという超ハードな毎日で、ホテルに戻った頃にはクタクタ、1週間も日記を更新することができませんでした。


 
 もう40年も大学で教科書を販売していますが、書籍の物流ということでは40年前と何も変わっていないなぁと、つくづく思います。出版社に注文してから店舗に入荷するまでに10日程度かかるというのは一体いつの時代のことか?  40年前ならともかく、webで買った本なんて岡山の片田舎へだって翌日に届くというのに、書籍の「通常ルート」という物流では10日もかかってしまいます。どうしても急いで欲しい、って場合は出版社から宅配便で直送してもらうのだけど、これは着払い。1冊本を売って15%しか利益がない(学生に10%還元しています)のに、現在では一箱2,500円くらいの送料がかかっていて、これでは2,000円の教科書だったら10冊くらい買ってもらえないと赤字になります。少数の追加には対応できません。しかも、この物流には取次は何も貢献していないのに、10%程度の費用を徴取します。

 書店としては1冊注文するのも、100冊や200冊注文するのも同じ仕入れ条件だというのも納得できません。専門書出版社としては、教科書の採用で大きく儲けて部数の少ない専門書も発行できる・・・ということなんでしょうが、書店も同様に教科書で少し儲けさせていただいて、通常の、なかなか売れない棚を維持していく、日々の営業をしていくということでは同じことで、だからこそ100冊も仕入れるんだったら少し条件をよくしてくれないかなぁ、ということなんです。

 書店数は最大時の半分程度になりました。国内の書籍・雑誌の売り上げも最盛期の半分程度になってしまいました。いろんな要因があるのですが、旧態依然とした物流が町の書店の激減に「貢献」しているのは間違いのないことです。

 ※書店から出版社への注文は今もFAXが標準です。こんな業界が未だにある、というのもなんだかなぁ、という感じです。







0 件のコメント:

コメントを投稿