昨日15時頃、「
土砂災害が発生するおそれがあることより 八本松町正力の川上東部保育所一帯」に避難指示(緊急)が発令された。市のホームページによるとこれだけである。この情報で、僕は、自宅とは川を挟んで反対側の山のことであり、自宅周辺には問題ないと判断した。
ところが、その頃からツイッターなどでは「田房ダム」が決壊しそうとか結果的には全く誤った情報が発信される。テレビも田房ダムの絵を映し出し、避難指示(緊急)が出されたことを伝える。
正力地区で一番大きなため池は「田房ダム」であり、市の発表から「正力」だけに反応してテレビや、近くに住んでいない人たちが「田房ダム」決壊と早合点したのだろう。ただ、警察もパトカーではそう広報していたそうだ。
いろんな情報が入ってくるし、家には家族もいるので、とりあえず家に帰る。途中、正力の入口の交差点で消防が正力方面へ行く車を規制していた。その消防に聞く。「田房ダムが決壊しそうだというのは本当か?」「違う、危ないのは保育所一帯でその上のため池」ということだった。道路の規制は間も無く縮小または解除するということで、僕は正力方面へ進ませてもらった。
我が団地の入口、田房ダムが決壊すれば最初に水没しそうなところ(ハザードマップによる)にも消防車がいたので、聞く。「我々は田房ダムのことは一言も言っていない。この団地は安全だから避難する必要はない」「避難指示(緊急)が発令されているのは保育所周辺」と、市のホームページと同じことを言う。
僕は保育所一帯が危険なのは、6日の大雨の時にその辺りにたくさんの土砂が流れ込んできてかなりの被害があったことを知っているので、すぐに理解した。しかし、僕の住む団地が危険というのは理解し難かった。ハザードマップでも土砂災害や洪水被害の発生する地域にはなっていないし(そのことはマップが配布された時にも確認済み)、そもそももし田房ダムが決壊しても、田房ダムと同じ標高の団地にその被害が直接的に及ぶことはあり得ない。むしろ、避難する際にダムが決壊した場合に氾濫する川にかかる橋を通らなくてはならず、洪水になるであろうと予測されている地域の道路を通らざるを得ないことの方がよほど危険と言える。
しかし、テレビが田房ダムの映像を出し、警察が田房ダムが危ないから避難しろと団地を回ったという(これは伝聞、僕は直接聞いていない。ただ、地区の入口の交差点に停車しているパトカーが同様のことを言っていたのは直接聞いている)、そしてツイッターなどのSNSに溢れる「田房ダム決壊」「避難しろ」の情報。そこに住んでいる住民にとっては正しい情報を得るのが非常に難しい状況だった。不安を掻き立てられた。
市の情報と消防の情報、ハザードマップの情報を総合して、僕は避難するという判断はしなかった。自宅の周りの方とも情報は共有した。
一次情報に当たることが何にも増して重要ということ。
それにしても、テレビとツイッターの情報はなんだったんだろう? 正確ではない情報の発信は非常に迷惑である、ということを渦中にいて実感したのであった。
今のところ保育所付近も新たな災害は発生してないようである。そのまま、何事もなければいいのだけど。こちらの避難指示(緊急)はまだ発令中である。