2013年4月7日日曜日

降参はしないけど

 「本の雑誌」2月号を読んでいると、どうぶつ社を廃業したと、どうぶつ社のおそらく社長だろう、のエッセイがあり、たぶんジュンク堂池袋本店だと思うけど、そこの理工担当者が最後のフェアの報告をしている記事があった。
 20年以上前、まだ移転する前の大学の書籍部で僕はどうぶつ社の本を常備にしていた。専門的なんだけど、一般の読書好きも引きつける「読み物」系の生物学の本っていうのは当時はそう多くはなかった。シンプルな装丁もよかった・・・・なんてことを思い出してしまった。いわゆるオンリーワンな出版社だったのに惜しい!

 a社 Studentはついに15%のポイント。教科書需要を狙い撃ち。とうとう僕らの本屋はa社のショールームになってしまった。家電量販店がすでにそうなってしまっているように・・・。
たぶん、全国で相当の売り上げがa社に奪われることになるんだろう。まあ、結局僕らも値引きできるということが最大の武器で勝負していたわけで、一般の書店は数十年前から僕らにたいして、今僕らがa社に対して抱いているのど同様の思いを持ってこられたに違いない。利用者にとっては、悪い状況ではない・・・・きっと。

 まあ、あと2、3年は、今ここにあるということで少しは勝負できるだろう。入手できるのはa社は早くても数時間後。ただし、電子ブックが主流になる数年後には、今ここにある、も武器にならないことになる。書店の棚の前で、スマホから注文している、あるいはダウンロードしている姿が目に浮かぶ。

2 件のコメント:

  1.  15%のポイントと(例えば)10%の値引きだと、学生にとっては確実に10%の値引きの方がお得。しかも15%のポイントを貯めたところで、元々安さを求めてAmazonに行くわけだから、安い本の15%なんてしれてる。よくAmazonで教科書(ないし専門書)を買うけど、微々たるポイントしかつかない。しかも中古だから送料が可算されて結局高い。ある程度貯まるまで保持していてもいつの間にか年次更新でなくなってることもある。しかも、年次更新でポイント失効を恐れ、逐次ポイントを利用する設定にすれば、一回の会計で値引きできるのは所詮数円。この意味で価格競争ではまだ(値引きができる)書店の方がお得。もちろん額にもよるが。
     学生が理解すべきは、(1)ポイントと値引きでは値引きの方が圧倒的に得、(2)送料込にした時の総計まで考慮することの二つだと思う。 
     一つの案ではあるがこの際価格.comのような値段の比較サイトを作ってしまってはどうだろう。しかもポイント還元率と値引き率込で比較して、トータルでどちらが安さで得なのかも明示してあげる。そして学生だけがアクセスできるようにして、教科書登録されている本をamazonで買った方がいいのか、それとも書店を通して買ったほうがいいのか比較してもらう。Amazonに圧倒的に安い中古があって、それが送料込でも書店で買うより安いならAmazonで買ってもらう。でも値引き率で書店の方が優るなら、書店で買ってくれんじゃないだろうか。
     こうすれば、すべての学生がamazonに流れることにはならないと思う。値引きができる書店の方がまだまだ優勢。

    返信削除
  2.  価格だけではなく、新しい価値を現場でつくっていくことが必要なんでしょう。新しい本との出会いや、発見はリアル書店の強み。強みをもっと活かすことが必要なんだと思います。そしてなにより、学びたい、知りたい、と思う読者がどんどん出てるようなキャンバスになれば・・・・いいな。

    返信削除